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2011 年度 実績報告書

医用超音波画像検査時の筋骨格障害WRMSD防止や労働環境問題改善に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22500441
研究機関自治医科大学

研究代表者

尾本 きよか  自治医科大学, 医学部, 准教授 (90306118)

研究分担者 谷口 信行  自治医科大学, 医学部, 教授 (10245053)
キーワード超音波検査 / 筋骨格障害WRMSD / 労働環境 / 作業負担 / 腹部超音波検査 / 心臓超音波検査 / アンケート / 眼精疲労
研究概要

・今年度は、多くの医療機関(超音波医学会認定施設)や検査士・医師(学会員)を対象にアンケートを実施した。
・更に海外の学会(第13回世界超音波医学会議(WFUMB 2011);August 26-29;ウィーン)に参加して、グローバルな観点から筋骨格障害WRMSDの実態把握や労働環境問題についてその最新情報を収集した。
・集計したアンケート結果をふまえ、各医療機関での骨格筋(肩,腕,腰)や眼精疲労、労働環境の現状について日本超音波医学会第84回学術集会(2011年5月29日、東京)の平成23年度新技術セッションにて発表した。
・また第58回日本臨床検査医学会学術集会(平成23年11.月18日、岡山)にて「シンポジウム:生理機能検査の現状と新たな展開-超音波検査~腹部・体表領域ほか~」の中でこの取り組み、研究の概要について発表した。
・これまではほとんど触れられることのなかった検査者の骨格筋や眼精疲労の実態について研究の途中結果を報告した。その結果、検査時における関節角度、骨格筋の使用頻度、眼精疲労の程度を把握でき、さらには労働環境の問題点をリストアップすることができた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

・計画していたアンケートを集計し、解析した。その結果、各医療機関における検査環境や労働条件骨格筋疲労の現状が把握できた。学会で発表し、また学会への参加を通じて、最新の情報を収集することができた。来年度(最終年度)に計画している「超音波検査者の骨格筋障害防止などのための提言書」作成に向けて、準備が整ってきた。

今後の研究の推進方策

1.アンケート結果を集計、分析し、学会で発表する。併せて最新情報を収集する。
2.これまで行った作業実験の結果をもとに、超音波検査によって生じる筋骨格系障害をなどについて、検査の部位別(腹部、心臓、乳腺・甲状腺、深部静脈など)に分けて解析し、考察する。
3.超音波検査者の筋骨格筋疲労予防のための指針・提言書を策定する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 乳腺画像診断の現在『乳房超音波検査』2011

    • 著者名/発表者名
      尾本きよか、河野幹彦、蓬原一茂、関根理
    • 雑誌名

      映像情報メディカル

      巻: 43巻・12号 ページ: 1015-1019

  • [雑誌論文] 乳腺:造影超音波検査の多様なアプリケーションとその臨床応用2011

    • 著者名/発表者名
      尾本きよか、河野幹彦、蓬原一茂、関根理
    • 雑誌名

      月刊インナービジョン

      巻: 26巻・12号 ページ: 43-45

  • [学会発表] シンポジウム:生理機能検査の現状と新たな展開-超音波検査~腹部・体表領域ほか~2011

    • 著者名/発表者名
      尾本きよか
    • 学会等名
      第58回日本臨床検査医学会学術集会
    • 発表場所
      岡山コンベンションセンター
    • 年月日
      2011-11-18

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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