研究課題/領域番号 |
22500456
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
石田 和人 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (10303653)
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研究分担者 |
鳥橋 茂子 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90112961)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 脳卒中 / リハビリテーション / 機能回復 / 脳出血ラット / トレッドミル運動 / 神経可塑性 |
研究概要 |
本研究課題では、脳卒中モデルラットを用いて、効果的なリハビリテーションの条件を見いだすため、3種類の運動手段、すなはち、①トレッドミル運動、②acrobatic training(AT)、③麻痺肢の強制使用(forced limb use; FLU)を確立し、それぞれの効果を検討した。 ①トレッドミル運動:線状体出血モデルラットを用い、以前の研究では、非傷害側の線条体で樹状突起の拡大・伸長効果が認められることを報告したが、傷害側の大脳皮質感覚運動野において、樹状突起の委縮を抑える効果があることを確認した。また同部位において、毛細血管密度が増加する傾向を示した。また、脳梗塞モデル動物を用いた検討により、脳梗塞後、4週間のトレッドミル運動を行うことにより、梗塞体積を縮小し、記憶機能が改善することを証明した(業績:論文2)。加えて、脳梗塞前に3週間のトレッドミル運動を行うことでも梗塞体積を抑える予防効果が認められ、この時、脳における酸化ストレス産物の産生が抑制される効果が確認された(業績:論文1)。 ②acrobatic training(AT):これまでに得られた結果が免疫組織化学染色による半定量的な評価であったので、特に、PSD-95(シナプス後マーカー)の発現について、ウエスタンブロット法による解析を加え、同指標の発現増加を確認することができ、ATがシナプスの可塑性向上に資する効果を有することが示された。 ③forced limb use (FLU):内包出血モデルラットを用いて、早期(出血翌日から1週間)にFLUを実施すると、リーチ機能など巧緻御動作の回復が促進されるが、遅れて実施した場合は回復が不十分である点については、前年度の段階で報告した。これについて、早期に実施する場合の方が、神経可塑性に関連した因子群の発現が増加を示すことなどを確認した。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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