研究概要 |
平成22年度の研究計画では、 1.2000年にわれわれが発表した呼吸器疾患患者のADL評価表(Pulmonary emphysema ADL:P-ADL(Ver.1))を検証し、その結果を基に新たな呼吸器疾患患者のADL評価表(Pulmonary emphysema ADL:P-ADL(Ver.2))を完成する。 2.完成したP-ADL(Ver.2)を在宅呼吸器疾患患者に実施し、次の手順でP-ADL(Ver.2)の信頼性,妥当性を検証する. (1)完成したP-ADL(Ver.2)を在宅呼吸器疾患患者にP-ADL(Ver.1)とP-ADL(Ver.2)を同一患者に施行する。 (2)P-ADL(Ver.2)の再現性を検証するために約2週間の間隔を空けて再度,同一患者でP-ADL(Ver.2)を施行する.(3)包括的ADL評価表として国際的に使用されている他の評価表とP-ADL(Ver.2)との相関を検討する.上記1.については22年度内にP-ADL(Ver.2)を完成させたが、その後患者での実施において当初予定していた協力患者数に達すことができず、研究費繰り越しを申請して計画を延長し、23年度も引き続きP-ADL(Ver,2)を使用した患者でのデータ収集をおこなった。
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