研究課題/領域番号 |
22500467
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
後藤 葉子 札幌医科大学, 保健医療学部, 准教授 (70351202)
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研究分担者 |
上月 正博 東北大学, 医学系研究科, 教授 (70234698)
海老原 覚 東北大学, 大学病院, 講師 (90323013)
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キーワード | リハビリテーション / ADL / 呼吸器疾患 |
研究概要 |
平成22年度の研究計画が遅延したため、引き続き平成23年度計画にも影響を与える結果となり、平成23年は平成22年度計画予定の継続からの開始となった。 22年度内にP-ADL(Ver.2)を完成させることはできたが、その後患者での実施において当初予定していた協力患者数に達すことができず、研究費繰り越しを申請して計画を延長し、23年度も引き続きP-ADL(Ver.2)を使用した患者でのデータ収集をおこなった。 1.完成させた呼吸器疾患患者のADL評価表(Pulmonary emphysema ADL:P-ADL(Ver.2))を在宅呼吸器疾患者実施する。 (1)同意を得られた呼吸器疾患患者にP-ADL(Ver.1)とP-ADL(Ver.2)を同一患者で施行した。 (2)P-ADL(Ver.2)の再現性を検証するために約2週間の間隔を空けて再度,同一患者にP-ADL(Ver.2)を施行した. (3)括的ADL評価表として国際的に使用されている他の評価表とP-ADL(Ver.2)との相関を検討した。 (4)現在P-ADL(Ver.2)データと国際的に使用されているADL評価法であるFIM (Functional Independence Measure)、他のパラメーター(身体機能、呼吸機能データ)との関連性を分析中である。 2.呼吸器疾患患者に連続長時間計測が可能な生活習慣記録機(ライフコーダー)とパルスオキシメータを貸与し,身体活動状況と動作時の低酸素血症の有無を連続測定する。 当初の予定では、在宅患者での施行を予定していたが測定機器貸し出しの場合、機器取り扱い等患者には対応が煩雑とわかり入院中の呼吸器患者を対象とすることに変更し、現在協力患者を募り測定を開始したところである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
呼吸器疾患患者に生活習慣記録機とパルスオキシメータを貸与し,継続的に身体活動状況と動作の低酸素血症の有無を連続計測する予定であったが、適合する患者の確保が難しく計画が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
本年度は研究に協力者となる呼吸器疾患患者の確保に努力し測定データ収集に努める。そのためには研究代表者と共同研究者(研究実施施設)が遠隔地であることも一因と考えられることから、本年度は研究代表者ができるだけ研実施施設に出向き、直接打ち合わせ、および測定に携わる機会を増やし、進行をスムーズにしていこうと考えている。
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