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2012 年度 実績報告書

呼吸筋強化トレーニングが呼吸中枢機能制御機構に及ぼす可塑的変化の検証

研究課題

研究課題/領域番号 22500468
研究機関茨城県立医療大学

研究代表者

冨田 和秀  茨城県立医療大学, 保健医療学部, 准教授 (00389793)

研究分担者 飯塚 眞喜人  茨城県立医療大学, 保健医療学部, 助教 (40274980)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード呼吸筋強化トレーニング / 延髄呼吸ニューロン / c-Fos免疫組織化学法 / 呼吸生理学的解析 / 電気生理学的解析
研究概要

COPDに対する呼吸リハビリテーションには、有酸素性運動、呼吸筋強化トレーニング(Respiratory muscle training, RMT)、横隔膜呼吸練習、胸郭ストレッチがあり、特に運動療法を中心としたリハビリテーションにおいては有酸素性運動と呼吸筋強化トレーニングが重要とされている。有酸素性運動はこれまで多くの基礎的・臨床的な研究により効果的なプログラムが考案されている。一方、RMTは運動強度のみから検討された報告であり、詳細なメカニズムは不明である。これまでRMTは呼吸筋(横隔膜・外肋間筋)を肥大させ、筋張力の増大にともなう呼吸状態の変化が惹起されることは報告されているが、筋形態変化以外の生体反応に及ぼす影響については十分に明確にされていない。我々の仮説では、呼吸筋強化トレーニングは筋を肥大させ、さらに延髄呼吸ニューロン群の活動変化が生じると考えている。
本年度は、無麻酔・覚醒ラットに4週間のRMTを行い、RMT前後で、高二酸化炭素負荷に対する換気応答解析、延髄呼吸ニューロンにおけるc-Fos免疫組織化学的解析を行った。その結果、4週間のRMT後で、高二酸化炭素負荷に対する換気応答は維持したにも関わらず、その際の呼吸活動に参加した延髄呼吸ニューロンの数(c-Fos免疫組織化学反応ニューロン)が減少した。これらの研究成果から、呼吸筋強化トレーニングは呼吸筋を肥大させる効果以外に、延髄呼吸ニューロン群にも何らかの変化を及ぼしている可能性がある事が示唆された。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Plastic changes of the neural expression of c-Fos protein in the medullary respiratory neurons following respiratory muscle training with CO2 breathing in the Wistar rats

    • 著者名/発表者名
      冨田和秀、中西智也、飯塚眞喜人
    • 学会等名
      第90回日本生理学会大会
    • 発表場所
      東京都

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公開日: 2014-07-24  

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