糖尿病モデル動物(db/dbマウス)は高血糖により特に視床下部のオレキシン神経細胞の活動の指標となるc-fos蛋白の出現でみると低下が認められた。次にこの神経活動低下を回復させる方法を検討したところ、 1日30分4日のトレッドミル運動(6 m/分速度)で、糖尿病マウスの視床下部神経細胞の低下した活動が回復した。さらに同時にオレキシンmRNAの上昇が認められた。 次に糖尿病マウスに高蛋白食摂餌と運動療法を組み合わせ、 高蛋白食運動群で萎縮が大幅に回復した。また膵臓β細胞のアポトーシスに関連して出現する物質ganglioside GM3を見つけた。
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