研究課題
基盤研究(C)
ゴム風船を直腸内に挿入して排便反射を誘発し、直腸内圧と腹壁筋及び外肛門括約筋の活動を記録すると、排便反射中、早くから腹壁筋の活動が起こること、外肛門括約筋が一定の活動レベルを維持していることが確認された。また頸髄節の半切断及び全切断を行い、排便反射と上位中枢との関連を調べると、半切断では正常モデルとの違いは観察されなかったが、全切断モデルでは排便反射が観察されなかった。頸髄の半分が残存していれば排便反射は正常に機能するが、完全損傷によって著しく障害を受けることが示唆された。
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運動障害研究会誌
巻: Vol.21,No.2 ページ: 67-70