研究課題
基盤研究(C)
本研究は、運動中の血圧が加齢に伴って上昇するメカニズムを解明することを目指した。血圧調節を解明するにあたり、動脈血圧反射に着目した。そこで、ヒトの頸部に存在する動脈血圧反射受容器を刺激して血圧反射機能を評価する装置を作成した。作成した装置を用いて運動時の動脈血圧反射特性を調べたところ、動脈血圧反射の心拍成分は運動開始時に抑制されるが、動脈血圧反射の血圧成分は運動中に抑制されなかった。また、若年ラットと高齢ラットの動脈血圧反射を比較したところ、高齢ラットの動脈血圧反射感受性は低下していた。以上の結果は、動脈血圧反射の血圧成分は運動中に機能して血圧の過度な上昇を防ぐ可能性があること、動脈血圧反射機能は加齢に伴って低下することを示唆する。これらの結果、運動中の血圧が加齢に伴って上昇するのかもしれない。
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