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2011 年度 実績報告書

有機EL-HMDを用いたウェアラブル色覚認識支援システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 22500507
研究機関佐賀大学

研究代表者

奥村 浩  佐賀大学, 工学系研究科, 准教授 (50251195)

キーワード色覚異常 / プルキニエシフト / 色覚シミュレータ / 色彩認識支援システム / 視細胞分光特性 / ウェアラブルコンピュータ / 有機ELヘッドマウントディスプレイ
研究概要

本研究では、色覚正常者、色覚異常者いずれにとっても有用な機能を有するウェアラブル色覚支援システムを構築する。このシステムは、有機ELパネルを用いた超軽量ヘッドマウントディスプレイ、カラーCCDカメラ、超小型コンピュータから構成される。
本研究は、平成22~24年度の3カ年を研究期間としており、その期間内に本研究が目指すシステムの構築と、実証実験を行う計画である。
2年目である平成23年度は、ウェアラブルコンピュータを用いたシステムの軽量化や、ユーザインターフェイスの改良を行うとともに、色彩認識システム部分に、金色や銀色といった光沢色や、肌色などのような曖昧な色を認識する機能を付加することを目標として研究を遂行した。
その結果、プロトタイプシステムの小型・軽量化にはいたらなかったが、以下のソフトウェアシステムの実装を行った。
【色覚異常状態シミュレータ】
・白内障などの後天的な眼疾患に起因する色覚異常状態のシミュレーションシステムを構築する。
【色彩認識支援システム】
・光沢色、肌色等の判別しにくい色の認識精度の向上を試みる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当初予定していた小型コンピュータの仕様が変更になったため、代替となる小型コンピュータシステムの選定に至らなかったことが最大の原因である。しかしながら、ステレオカメラ付きのヘッドマウントディスプレイを購入できたため、確実に進捗している。

今後の研究の推進方策

今後は、以下の点を重点的に研究・開発を行う。
・本システムに最適な超小型コンピュータの選定とシステム実装
・ウェアラブルシステムの構築
・ソフトウェアシステムの改良
・実証実験
特に、システムの小型・軽量化を最大の課題にしていく予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Development of a human vision simulation camera and its application2012

    • 著者名/発表者名
      Hiroshi Okumura, Mai Fukusaki, Shoichiro Takubo, Kohei Arai
    • 雑誌名

      Proceedings of SPIE/IS& T Electronic Imaging 2012

      巻: 8295 ページ: 82951M-1-82951M-8

    • DOI

      10.1117/12.912151

    • 査読あり
  • [学会発表] Development of a human vision simulation camera and its application2012

    • 著者名/発表者名
      Hiroshi Okumura
    • 学会等名
      SPIE/IS& T Electronic Imaging 2012
    • 発表場所
      Hyatt Regency San Francisco Airport (Burlingame, CA, USA)
    • 年月日
      2012-01-24

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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