研究課題/領域番号 |
22500511
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
青田 洋一 横浜市立大学, 医学部, 准教授 (40363824)
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研究分担者 |
森田 啓之 岐阜大学, 大学院・医学研究科, 教授 (80145044)
齋藤 知行 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (30170517)
河井 卓也 横浜市立大学, 医学部, 助教 (70567784)
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キーワード | 深部静脈血栓 / 旅行者血栓症 / 連続受動運動 / 長時間着座 / 静脈還流 |
研究概要 |
深部静脈血栓症を予防するCPM装置開発のため予備実験を繰り返し行った。フットレストの作動による足関節の動きが有効であることを確認してきた。ねじ送りリフト形式を採用した足関節CPM装置を作成することに決定した。作動量対効果の観点で最もコストパフォーマンスの高いストロークは5度であり、フットレストの角度により血流速度増加効果が異なり初期角度が30度および45度では角速度が増加するにしたがい血流速度も増加する。初期角度は55~60度を含む範囲でアクティブ・フットレストを作動させる更なる効果を期待する場合にはストロークを20度にして角速度を20~30 degree/秒にする必要がある。初期角度が大きければ、動作頻度は20秒に1回程度のフットレスト作動で十分な血流に対する効果が期待できる。作動方向は通常時には20秒に1回で55度から60度へ10~20 degree/秒の角速度で作動させる。動作の頻度、ストローク量、背屈・底屈の角速度をすべて独立してvolumeにより調節可能で、かつ安価なものを設計した。この設計をもとに次年度は下肢CPM装置を試作し、健常人を対象に大腿静脈血流量をドップラーエコーにて評価する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
動作の頻度、ストローク量、背屈・底屈の角速度をすべて独立してvolumeにより調節可能なCPM装置が予想以上に高額となったため、より安価に作成するために、作動条件を制限し再度設計しなおす必要が生じたことが主たる理由である。
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今後の研究の推進方策 |
CPM装置の設計は済んでおり、24年度前期には装置が完成し年度内にはすべての実験は終了する予定である。
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