研究課題/領域番号 |
22500511
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
青田 洋一 横浜市立大学, 医学部, 准教授 (40363824)
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研究分担者 |
齋藤 知行 横浜市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30170517)
森田 啓之 岐阜大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80145044)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 深部静脈血栓 / 旅行者血栓症 / 連続受動運動 / 静脈還流 |
研究概要 |
持続する静止姿勢は深部静脈血栓症の危険因子である。特に航空機の搭乗では着座の持続により下肢静脈がうっ滞し発症する。従来型深部静脈血栓症予防機器である間欠的空気圧迫法は不快感が強く、睡眠の傷害となりコンプライアンスが不良である。我々の開発する血栓症予防機器は足関節CPM(連続受動運動)により下肢静脈環流増加させ、コンプライアンスを改善し航空機での着座など長時間着座においても就労や睡眠の妨げとならないものを開発しようとするものである。われわれが独自に設計したCPMはねじ送りリフト形式を採用し、動作の頻度、ストローク量、背屈・底屈の角速度をすべて独立してvolumeにより調節可能な装置であり、三宝精機工業(神奈川県横浜市)の協力のもと作成した。CPMの有効な作動条件を検証する目的で、健常人ボランティア7例(20-56、男6、女1名)を対象として大腿静脈血流量をドップラーエコーにて評価した。被験者の体位は座位とし、CPMの作動条件は自然下垂位から10度、10度から20度、20度から30度、25度から35度、25度から30度、10度から30度の6段階とし、角速度は3段階とした。変位角度および角速度に従量的に血流速度(Vmax、TaVmax)および流量は増加した。また初期足関節角度が背屈位のほうが効果は大きかった。最大の効果の得られた自然下垂位より10度背屈から30度まで背屈での連続受動運動、速度3000ではVmax = 60.1 cm/S, TaVmax=25.6 cm/S、流量=546 mL/minであり、強力な効果が確認された。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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