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2010 年度 実績報告書

視覚障害者の単独歩行を支援するための道案内機器に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22500516
研究機関東海大学

研究代表者

曲谷 一成  東海大学, 工学部, 教授 (00181610)

キーワード視覚障碍者 / 電子白杖 / 道案内装置 / RFIDタグ
研究概要

本研究では、白杖の使用に習熟した視覚障碍者を対象として、介助者なしで目的地まで単独歩行できるような道案内装置を開発することである。今年度は特に電子化された白杖を用い地下街、公共施設の中など、屋内の道案内を行う装置についてその改良を行った。本装置は誘導を行いたい施設内の床面に誘導用の色テープを敷設し、白杖でこのテープを追跡することにより道案内を行うものである。現在までに開発されたものでは、色テープに従って利用者を誘導し、特定の場所ではテープの下に埋め込まれたRFIDタグを検出し音声による道案内を行うことが可能であるものの、色テープに沿ってどちらの方向に進んでいるかはRFIDタグを検出するまでは分からなかった。今年度は誘導用の色テープを2層構造とし、また白杖に加速度センサを設けることにより白杖の左右の動きを検出できるようにした。すなわち白杖が検出した色テープの色の順序と白杖の左右の動きの情報から利用者が向いている方向すなわち進行方向を判断する回路を試作し、実際に白杖に組み込んだ。試験的な模擬誘導経路を作り白杖を振る動作により白杖の動きと、2層構造の色テープが検出できるかの確認実験を行ったところ、テープの色の検出に若干不安定な部分があるものの、白杖の動作と2層構造の色テープの検出が可能であることが確認され、利用者の進行方向が検出できることが確かめられた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 視覚障害者支援2010

    • 著者名/発表者名
      曲谷一成
    • 学会等名
      第11回システムインテグレーション部門講演会
    • 発表場所
      東北大学
    • 年月日
      2010-12-25

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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