研究課題/領域番号 |
22500517
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
今西 里佳 新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 准教授 (90567190)
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研究分担者 |
中川 晴夫 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80333574)
松本 香好美 新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 講師 (20586200)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 医療・福祉 / 要介護高齢者 / 排泄障害 / 下部尿路リハビリテーション |
研究概要 |
平成24年度は昨年度からの継続で蓄尿障害を有する要介護高齢者に対して,仙骨表面治療的電気刺激を実施し,介入効果と終了後の持ち越し効果の解析を実施した.排尿状態の変化の評価は排尿日誌を用い,また5段階にグレード化した尿意スケールを用いて聴取した尿意の程度から日中および夜間の排尿パターンの変化を介入前,介入終了時,終了1か月後の3期で評価し解析した.失禁回数および失禁量が有意に減少した介入終了時の排尿状態は,終了1か月後には介入前の状態にほぼ戻っていた.また日中の排尿パターンは,介入終了時に排尿および失禁の尿意切迫感を有する割合が激減し,終了1か月後には戻る傾向にあった.夜間の排尿パターンも介入終了時に排尿および失禁の割合が減少したが,終了1か月後にはほぼ介入前同様の状態に戻っていた.質問票を用いたQOLの評価では,介入前に比べて介入終了時にはどの領域においても改善がみられたが,終了1か月後には4領域以外は改善を維持していなかった.また排便記録から介入終了時に有意に増加した排便日数や適正な形状の便回数は,終了1か月後には介入前の状態に戻っていた.介入実施期と介入なし期で排尿および排便状態に差異がみられるため,介入実施期の神経調節の効果が明らかになった.
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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