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2011 年度 実績報告書

視線を用いた家電製品のコントロールシステムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 22500524
研究機関津山工業高等専門学校

研究代表者

薮木 登  津山工業高等専門学校, 情報工学科, 教授 (50200572)

研究分担者 鷲見 育亮  鳥取環境大学, 環境情報学部, 教授 (70341071)
井上 浩行  津山工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (00232554)
キーワード視線検出 / 家電コントロール / 視線インターフェース / 画像処理 / ネットワークカメラ / 動的なネットモデル
研究概要

研究内容「各家電製品にカメラを設置する視線コントロールシステムの構築」において、顔領域の検出を行い、視線検出及び家電製品のコントロール処理を行うプログラムを作成し、動作を確認した。さらに研究内容「2台以上の製品の視線コントロールについて」は、まず2台以上のネットワークカメラから撮影された画像をもとに、現在、視線がどのカメラに向いているか、の判断をする方法を検討し、カメラ画像の領域に優先度を定義し、カメラを選択することとした。優先度については、まずは、画像の基本的な特徴を利用することとし、この処理プログラムを作成した。今後は、システムに組み込み、本方法の効果や問題点の検討を進めていく予定である。
また、システムのリモコン制御部において、家電製品を精度良く操作するための基礎研究として、色の操作精度への影響と、脳波センサを用いて「集中度」と「リラックス度」の操作精度との関係を明らかにすることを試みたが、明らかにすることはできなかった。
研究内容「動的なネットモデル等の顔検出・視線検出への適用における検出精度向上に関する検討」については、基本的な動的ネットモデルにより顔や目の検出が可能かどうかの実験を行った。しかし、従来の方法では、十分な結果が得られなかった。今後は、動的ネットモデルが利用できるような方法を検討する予定である。
また、画像認識に関するライブラリOpenCVという別の手法を適用し顔の検出・追跡方法についても検討した。これより顔の検出は可能となったが、自動追跡方法については検討を行ったが、実現はできなかった。この検討結果を今後実現していく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本システム構築において、初年度にネットワークカメラからの画像取得及びカメラの制御を行うプログラム開発に手間取ったため、また、動的なネットモデルの適用による視線検出に関して、予想した結果を得ることができず、研究の目的に対してやや遅れている。

今後の研究の推進方策

今後は以下の内容について主に研究を進めていく予定である。
・本システムの構築において、複数カメラを選択するための優先度評価方法をシステムに組み込み、この方法の効果やシステムの問題点の検討を進めていく。
・動的なネットモデル等を利用できる方法を検討する。
・画像認識に関するライブラリOpenCVを用いて顔の自動追跡方法の実現を検討する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ネットワークカメラを用いた視線制御システムに関する研究2011

    • 著者名/発表者名
      中山、薮木、井上、鷲見、築谷
    • 学会等名
      平成23年度電気/情報関連学会中国支部連合大会
    • 発表場所
      広島工業大学
    • 年月日
      2011-10-22

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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