研究概要 |
生体は高い身体自由度を活用することで運動タスクを臨機応変に達成することができる。例えば、手先を目標位置に動かす際,肘関節の伸展が不十分であっても手首関節等運動で補うことで運動を達成できる。本研究では,成人, 10 才児、ニホンザル,受動歩行器の二足歩行においてこのような関節間協調(関節間シナジー)が如何に活用されているかを調べた。その結果,二足歩行における関節間シナジーの活用の仕方は進化と学習により変化していること,また,関節間シナジーの生成に身体の物理構造が寄与していることが明らかになった。
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