研究課題/領域番号 |
22500536
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
佐藤 道雄 千葉大学, 教育学部, 教授 (10192098)
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研究分担者 |
七澤 朱音 千葉大学, 教育学部, 准教授 (10513004)
杉山 英人 千葉大学, 教育学部, 教授 (40251186)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 体育科教育 / ボール運動 / 球技 / 基礎技能 |
研究概要 |
昨年度の附属中学校での授業実践では、ベースボール型球技の基礎技能のひとつである「投球」について授業実践を行ってきた。そこでは言語による中心となり、その結果投能力はほとんどの生徒で向上し投動作も改善された。今年度は小学校の1年生を対象に授業実践を行った。児童の投動作を観察すると、手首のスナップが使えない、投球腕の肘が下がる、上に肘を伸ばせない、等の問題点が見られた。そこで、その問題点を解決できるような教材や手立てを考案し、児童が楽しみながら運動を繰り返すことで投球動作の改善を試みた。まず、手首のスナップを使えるようにするために地面にボールをたたきつけてバウンドさせる「バウンドボール」を行った。バウンドしたボールを、友達が抱えた籠で受け取るというゲーム形式で行った。また投動作の運動リズムを作り出すために投げる際、「ノックノックノック、チャーシューメン」とかけ声をかけて行った。さらに「ノックノックノック」の時は、投球する方向と逆の方向を向かせ、「チャーシュー」で振り向き「メン」で投げることとし、上体のローテーションを生み出すようにした。次に、新聞紙を細く丸めた棒状のバトンを高く、回転させて投げる「バトンスピン」を行った。これも同様に、後ろ向きから開始しかけ声のリズムに合わせ行った。バトンを高く投げて回転するように意識させることで、投げ終わりにしっかり肘を伸ばすこと、手首をしっかり折ってから返すことを狙った。実践の結果、腕だけでなく体全体を使って投げると高く回転させながら投げられることがわかってきたようであった。最後に、「はしごドッヂ」というドッヂボール形式のゲームを行った。単元終了後の投動作はほとんどの児童で改善され、より良い動作に変容した。次に附属幼稚園での実践を行った。自由保育を基本とするため運動指導はせず、ボールを準備し教諭が促すだけであったが、活動前後では改善が見られた。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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