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2012 年度 実績報告書

バドミントンの絶対評価基準作成とハンディキャップ制に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22500546
研究機関長崎大学

研究代表者

日高 正博  長崎大学, 教育学部, 准教授 (80452853)

研究分担者 後藤 幸弘  宝塚医療大学, 保健医療学部, 教授 (00047391)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードバドミントン / 攻守一体型球技 / 絶対評価基準 / ハンディキャップ性 / 大学生 / 中学生
研究概要

本年度は,まず,個人の技能レベルの評価法〔0.096×(クリアー(動)得点)+0.064×(フットワーク得点)+0.014×(リフティング得点)+0.021×(サーブ得点)-0.277〕とその妥当性を日本体育学会にて発表した。
次に,大学生を対象に,上記技能評価法により算出したレベル差を基にしたハンディキャップ制の条件を,5種のコートの大きさで,得点差やラリー回数等がどのように変化するかの観点から検討した。その結果,技能差0.00~0.25ではNC-BCCが適切であると考えられた。また,技能差0.26-1.25ではDC-NCが,技能差2.26以上ではDC-SCCが適切と考えられた。さらに,技能差1.26-2.25および技能差2.26以上ではDC-NCは不適切であると考えられた。これらの結果は,日本教科教育学会第38回全国大会にて報告した。(NC:通常のシングルコート,BCC:ダブルスのロングサービスラインから後ろをカットしたコート,DC:ダブルスのコート,SCC:サイドラインから両側各30cmをカットしたコート)
さらに,中学生を対象に,通常コート条件(NC)での点差の大きさ(「点差小ゲーム」2~4点差,「点差大ゲーム」5~7点差)別に,技能下位者のコートを2つの方法で縮小するというハンディキャップ制を導入したゲームの有効性を,ゲーム様相と情意的側面から検討した。その結果,いずれのコート群においても,コートを縮小したゲーム条件では,通常のゲームよりも得点差は小さくなった。また,得点差は,コートの縦を狭める(BCC)よりも横を狭めた条件(SCC)の方が小さくなることが認められた。また,縮小コートの点差小ゲームでラリー回数が増加する傾向が認められた。特に,BCC群においてはSCC群よりも顕著であり,BCCの縮小コートはラリー回数を増加させ得ることが示唆された。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] バドミントンにおけるコート縮小によるハンディキャップ制導入の影響-中学生を対象として―2013

    • 著者名/発表者名
      細田知里
    • 雑誌名

      長崎大学教育学部附属教育実践総合センター紀要

      巻: 第12号 ページ: 137-143

  • [学会発表] バドミントンの総合的技能評価法の開発とその妥当性の検証―大学生を対象として―

    • 著者名/発表者名
      細田知里
    • 学会等名
      日本体育学会第63回大会
    • 発表場所
      東海大学
  • [学会発表] バドミントンにおけるハンディキャップ(地理的)制の検討―総合的技能評価の結果を基にして―

    • 著者名/発表者名
      日高正博
    • 学会等名
      日本教科教育学会第38回全国大会
    • 発表場所
      東京学芸大学

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公開日: 2014-07-24  

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