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2012 年度 実績報告書

高齢者の筋パワーに及ぼす一側性・両側性筋力トレーニングの効果

研究課題

研究課題/領域番号 22500585
研究機関兵庫県立大学

研究代表者

田路 秀樹  兵庫県立大学, 環境人間学部, 教授 (50118014)

研究分担者 西垣 利男  兵庫県立大学, 環境人間学部, 教授 (20057376)
荒木 香織  兵庫県立大学, 環境人間学部, 准教授 (30409700)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード力―速度関係 / 両側性機能低下 / 最大筋力 / 最大速度 / 最大パワー
研究概要

本研究は、高齢者におけるトレーニング条件の違いが肘関節屈曲運動のパワー特性に与える効果について明らかにすることを目的として、ワンハンズ・ダンベル・カールで片側ずつ交互にトレーニングを行う群(U群:n=4)と、ツーハンズ・アーム・カールで両側同時にトレーニングを行う群(B群:n=5)の2群に分け、それぞれの群に80%1RMの負荷で7-10回の肘関節屈曲運動を1日3セット、週3日の頻度で8週間トレーニングを実施させ、以下の結果を得た。
1.最大挙上重量(1RM)の変化は、U群ではワンハンズ・ダンベル・カールおよびツーハンズ・アーム・カール、いずれの条件においても有意な増大(いずれもp<0.05)が認められたが、B群では両条件とも有意な増大が認められなかった。
2.力―速度曲線、力―パワー曲線では、U群では一側および両側条件のどちらも右上方に移行する傾向を示したが、B群では両側条件でのみ右上方に移行する傾向を示した。
3.最大筋力(Fmax)の増加率は、U群では一側および両側条件のどちらも有意な増加を示し(一側条件:p<0.05、両側条件:p<0.01)、最大パワー(Pmax)では一側条件のみ有意な増加(p<0.05)が認められた。B群では、Pmaxの両側条件のみに有意な増加(p<0.05)が認められ、さらに一側条件と両側条件との条件間に有意な差(p<0.05)が認められた。また、最大速度(Vmax)にはどちらの群、いずれの条件においても有意な増加は認められなかった。
これらのことから、高齢者にとって一側条件でトレーニングを行うことが筋力および筋パワーをより効果的に高めることが示唆された。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 肘屈曲運動における力―速度関係からみた両側性および一側性の筋パワー発揮特性2012

    • 著者名/発表者名
      青木敦英
    • 雑誌名

      運動とスポーツの科学

      巻: 18 ページ: 9-15

    • 査読あり
  • [学会発表] 一側性・両側性筋力トレーニングが筋パワー発揮に及ぼす効果2012

    • 著者名/発表者名
      青木敦英
    • 学会等名
      第63回日本体育学会
    • 発表場所
      東海大学(神奈川県)
    • 年月日
      20120822-20120824

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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