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2012 年度 実績報告書

前十字靱帯不全膝の荷重スポーツ動作における運動解析

研究課題

研究課題/領域番号 22500596
研究機関大阪保健医療大学

研究代表者

佐藤 睦美  大阪保健医療大学, 保健医療学部, 講師 (40444533)

研究分担者 中田 研  大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00283747)
前 達雄  大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10569734)
冨田 哲也  大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (30283766)
菅本 一臣  大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40294061)
中村 憲正  大阪大学, 学内共同利用施設等, 教授 (50273719)
境 隆弘  大阪保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (60353009)
名倉 武雄  慶應義塾大学, 医学部, 講師 (90306746)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード動作解析 / 着地動作 / 前十字靱帯不全膝
研究概要

着地動作の特徴を捉えるために、健常者を対象にドロップジャンプにおける着地動作を解析した。両脚と片脚の着地動作を比較すると、片脚では下肢関節の屈曲角度が減少し、床反力が最大値を示すまでの時間が短縮した。このことより、両下肢での着地動作の方が衝撃吸収に優れたsoft landingとなっていたと考えられた。片脚での跳躍方向を前方と側方(内・外側方向)に分けて比較すると、内・外側ともに側方跳躍のほうが前方跳躍よりも膝の外反モーメントが大きくなったが、内側・外側跳躍間に差は認めなかった。体幹の進行方向への加速度を制動するために、矢状面上での運動も制動された影響と推察された。
続いて、着地における体幹姿勢の影響を検証するため、通常の片脚着地動作と、体幹を側屈(同側および体側)した着地を比較した。体幹側屈位ではいずれも膝外反モーメントが小さくなる傾向にあった。以上の着地動作の解析は、ACL不全膝の着地動作を検証する際の基礎データとなる。
最後に、立位での体幹後傾動作における前十字靱帯(anterior cruciate ligament; ACL)不全膝の動態を、2D/3D registration法を用いて検証した。体幹後傾動作によって、大腿骨の脛骨に対する後方移動を認め、移動量はACL不全膝が健常膝よりも大きかった。立位での体幹後傾動作では、膝の屈曲運動が同期して生じるが、屈曲角度はACL不全膝の方が大きくなった。また、下腿の前傾を制限した体幹後傾動作では、脛骨高原の後傾がACL不全膝で小さくなった。以上のことから、下腿(脛骨)前傾および後傾角度の減少によって膝関節の前方剪断力を軽減させる戦略が働いていることが示唆された。本研究により、ACL不全膝の荷重動作での動態を示すことができた。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 大阪電気通信大学医療福祉工学部博士論文2013

    • 著者名/発表者名
      佐藤 睦美
    • 総ページ数
      56
    • 出版者
      荷重位での姿勢変化が前十字靱帯不全膝に及ぼす影響

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公開日: 2014-07-24  

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