研究課題
基盤研究(C)
野球の投球速度と様々な体力要素との関係を検証した。その結果,相関がみられたものはスクワットや握力といった筋力要素のみであり,相関性も高いものではなかった。投球動作で上半身の回転運動が制限されると投球速度に差がみられなかったこと,投球速度とバッティングの打球速度では高い相関がみられたことから,投球速度は体幹の回転パワーとそれを伝達する上肢の振りが大きく影響しているものと考えられた。さらに体幹の回転パワーと投球速度に相関がみられなかったことから,投球速度は体幹のパワー発揮要素よりも,パワーを連動する動作効率によるところが大きいと考えられた。球速向上に重要な要素は,体幹と上肢の連動性と考えられた。
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日本水泳水中運動科学
巻: 16巻(1) ページ: 17-19
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