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2012 年度 実績報告書

尿中及び脳内疲労マーカーを用いた肉体疲労および精神疲労に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22500614
研究機関大東文化大学

研究代表者

大城 聰  大東文化大学, スポーツ健康科学部, 教授 (30160485)

研究分担者 森岡 勝樹  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (30351589)
高山 成伸  大東文化大学, スポーツ健康科学部, 教授 (50407657)
簗瀬 澄乃  大東文化大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (90249061)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード疲労 / 精神疲労 / 肉体疲労 / 疲労マーカー / 過酸化水素 / c-fos / RNA-seq / 神経科学
研究概要

疲労にはスポーツや労働による肉体疲労、心労やストレスによる精神疲労がある。国民就労人口の2/3が疲労しており(1999年厚労省疲労研究班)、疲労研究は国民のQOLに貢献できる社会的意義が大きい研究課題である。本研究は肉体及び精神疲労に対する疲労マーカーを測定することによって疲労を定性及び定量することを目的とし、更に脳内のどの遺伝子の発現が疲労に関与するか網羅的遺伝子の発現の解析も模索している。
平成22~23年度は実験動物(ラット)を用い、尿中疲労マーカー候補として過酸化水素(H2O2)と共に尿中還元物質(抗酸化物質)のそれぞれ異なる日内変動を観察した。その結果、尿中H2O2は肉体及び精神疲労のマーカーになり得る可能性が示唆された(大城、国際医学新聞Medical Tribune, 2010年10月21日vol.43,No.42,p15掲載)。H2O2は抗酸化物質により消去されるので、抗酸化物質の影響を受けない酸化ストレスマーカーとしてDNA酸化物質8-OHdGの測定を試みたが、精神疲労マーカーとして間脳における早期発現遺伝子c-fos mRNAをRT-PCR法によって測定した結果と共に、有意な差は見いだせなかった(2011年国際神経化学会Oshiroら、2011年日本神経化学会Iwasawaら)。
平成24年度においてはc-fosのプローブを再設計し、ラット間脳の遺伝子発現をreal time PCR法によって測定し、精神ストレスとして水浸負荷4~6日で7~13倍の発現の増加が観察された。これを踏まえて精神ストレスのマーカーとしてc-fos及びc-fos以外のマーカータンパク質を探索する目的で、ラット間脳のRNA品質の高いRNA標品を抽出して次世代シーケンサー(RNA seq)による網羅的な遺伝子の発現解析を試みており、今後ヒトのストレスマーカーの探索にも役立てたい。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013 2012

すべて 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] Studies on biomarkers for physical and mental fatigues2013

    • 著者名/発表者名
      Sugasawa, T., Iwasawa, Y., Nishiyama,N., Morioka, M.S.,Takayama, S.,Yanase, S and Oshiro, S.
    • 学会等名
      第86回日本生化学会(発表予定)
    • 発表場所
      パシフィコ横浜
    • 年月日
      20130911-20130913
  • [学会発表] Icing suppresses tissue damages and oxidative stress in a rat fracture rat model.2012

    • 著者名/発表者名
      Sugasawa, T., Tanba,Taiko., Yuya Iwasawa, Sibuya, T., Hayakawa, K. and Oshiro,T.
    • 学会等名
      第21回日本柔道整復接骨医学会学術大会
    • 発表場所
      福岡国際会議場・マリンメッセ福岡
    • 年月日
      20121124-20121125
    • 招待講演

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公開日: 2014-07-24  

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