研究課題/領域番号 |
22500628
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研究機関 | 大阪教育大学 |
研究代表者 |
三村 寛一 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (90116179)
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研究分担者 |
安部 惠子 プール学院大学, 国際文化学部, 教授 (50434874)
鉄口 宗弘 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (70397793)
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キーワード | 幼児 / 生活実態 / 運動遊び / ライフコーダー |
研究概要 |
3-6歳の幼稚園園児1392名の保護者を対象に幼児の生活実態調査を実施した結果、(1)テレビの視聴時間、パソコン・ゲームをする時間、外遊びの場所・頻度・時間、我慢強い、やる気がある、運動教室の参加で、男児が女児に比して優位に高い傾向が、家事の手伝い、家事の手伝いをさせる、食事の後かたずけ、衣服の着脱の項目で女児が男児に比して優位に高い傾向が認められた。(2)はいはいをするようになった時期が早い赤ちゃんが独り歩きが可能な時期と比例関係にあり、独り歩きが可能な時期と現在の運動場所、体を活発に動かす遊びをする頻度との間に有意な関係がみられた。(3)3才までにからだをたくさん動かした幼児は現代の運動場所、体を活発に動かす遊びをする頻度、外遊びの時間との間に有意な関係が認められた。(4)保護者との共食の頻度が高い幼児はそうでない幼児に比して朝食の摂取頻度が高く、朝すっきり目覚める頻度が高い傾向を示した。(5)友達の人数が多い幼児は戸外遊びの頻度、体を活発に動かす遊びの頻度、外遊びの時間が多い傾向が認められた。(6)保護者の子供に対する運動に対する関心・態度や行動が幼児の遊ぶ場所、体を動かす頻度や強度、外遊びの時間にも大きく影響すること(7)保護者の中・高等学校時代の運動経験が子どもの運動意欲や関心、経験に大きく影響することが明らかになった。 (8)アンケート法により日常生活で幼児がよく遊ぶ種類を年少、年中、年長、走能力、跳ぶ能力、投能力、投能力,筋持久力、協応性、巧緻性の面から分類し、3-6歳の幼児60名を対象にライフコーダーを用いて各種の遊びの運動強度を明らかにした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
実験(1)で調査項目、対象が多いためにデーター整理に時間がかかり,実験(2)に取り掛かるのが少し遅れましたが何とか実験、データー整理も終わりました。
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今後の研究の推進方策 |
膨大なデーターを測定・収集し、面白い結果が出ました。今年は是非学会発表、原著論文として投稿したい。
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