研究課題/領域番号 |
22500628
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研究機関 | 大阪教育大学 |
研究代表者 |
三村 寛一 大阪教育大学, 教育学部, 名誉教授 (90116179)
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研究分担者 |
安部 惠子 プール学院大学, 国際文化学部, 教授 (50434874)
鉄口 宗弘 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (70397793)
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研究期間 (年度) |
2010-10-20 – 2013-03-31
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キーワード | 幼児 / 運動能力 / 身体活動量 / 運動あそびプログラム |
研究概要 |
3-6歳の幼稚園園児1159名(男児609名、女児553名)を対象に(実験I)6種目の運動能力テストを実施した結果、①25m走、立ち幅跳び、硬式テニスボール投げ、体支持持続時間、両足連続跳び、捕球の結果は加齢とともに増加傾向を示した。②25m 走、立ち幅跳び、硬式テニスボール投げは男児が女児に比べ高い傾向を示した。③運動能力を示す5段階評価は男児の4.0歳前半で、A判定18.8%、B判定43.8%、C判定25.0%、D判定12.4%、E判定0%を示し、女児の4.0歳前半で、A判定11.1%、B判定33.4%、C判定38.9%、D判定16.7%、E判定0%を示し、加齢による変化は認められなかった。 (実験2)ライフコーダーを園児のズボンに1週間連続して装着し、歩数、運動強度、運動量、総消費量を測定した結果、①歩数は男児で13131-14949歩、女児で11735-13755歩、運動量は男児88-161Kcal、女児で95-146Kcal、②総消費量は男児で1171-1443Kcal 、女児で1101Kcal -1353Kcalの範囲を示し、③男児が女児に比して高い傾向を示した。また、④曜日別にみると休日(土-日)は平日[月-金]に比べて活動量が低い傾向が認められた。(実験3)園生活の指導プログラムに運動あそび(体操教室、親子体操、ピョンピョンチャレンジ、かけっこタイムなど)を導入し、特に運動能力の低い幼児に注目しながら継続的に運動あそびを実施した結束、①運動能力はA,B判定が増加し、DE判定が減少した。②歩数、運動量、総消費量も増加し、運動能力テストの低い幼児の日常生活における活動量も増加し、運動能力の向上が認められた。 以上の結束、運動能力と身体活動量の関係は運動能力が高い幼児程、歩数、運動量が高い傾向が認められ、日常生活における遊びの重要性が示唆された。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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