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2012 年度 実績報告書

中年期女性へのアクティベーションを主とするストレスマネジメント教育の試み

研究課題

研究課題/領域番号 22500632
研究機関山口大学

研究代表者

上田 真寿美  山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (30332810)

研究分担者 岡野 こずえ  山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (50160693)
松田 昌子  山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90199810)
上田 毅  広島大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (90254648)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードストレスマネジメント / アロマセラピー / 筋弛緩法 / 運動 / 女性
研究概要

本年度は最終年度であり、これまでの総括と昨年度行った介入の6か月後の状況を検討した。昨年度実施したストレス緩和教育介入が、その後の参加者のストレス反応や対処行動に与えた影響について、介入終了6か月後に再調査した。その結果、対象者のストレス対処行動は、「誰かに話す」「考え方を変える」「運動の実施」など建設的、前向きな対処行動をする者が多く、「物に当たる・壊す」などの破壊的・負の行動をとる者は少なかった。また、対処行動とストレス反応の関連については、「解決策をいくつか考えて、出来ることから取り組んだ」者はストレス反応が低く、逆に、「動揺や悩みを人に知られないようにした」「山歩きや散策など自然の中で気持ちを癒した」者はストレス反応が高くなっていた。ストレス反応に好影響を与えていた「解決策をいくつか考えて、出来ることから取り組んだ」の実施者は75%(33項目のうち実施度中位)であり、心理的ストレス反応と日常生活対処行動の関係は、必ずしも実施頻度の高い対処行動が好影響を与えるわけではなく、また対処行動のみでは解決しない可能性も示唆された。
一連の研究によって、ストレスに関する正しい知識を習得し、自分に合った対処法を見つけ、実践することはストレス応答の軽減に貢献できることがわかった。しかし、これらの取り組みは、心理的ストレス応答の原因となっている問題を本質的には解決しない。したがって、心理的ストレス応答を引き起こす問題を本質的に解決するような支援も含め総合的な取り組みが必要であると考えられた。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 中年期以降の女性を対象とした3か月間のストレス緩和介入の効果-アロマセラピー・有酸素運動・筋弛緩法を用いて-2012

    • 著者名/発表者名
      上田真寿美
    • 雑誌名

      日本健康教育学会誌

      巻: 20 ページ: 276-287

    • 査読あり
  • [学会発表] 中年期女性を対象としたストレス緩和教育講座の効果とその持続性2013

    • 著者名/発表者名
      上田真寿美
    • 学会等名
      日本性差医学・医療学会第6回学術集会
    • 発表場所
      仙台国際センター(宮城)
    • 年月日
      20130201-20130202

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公開日: 2014-07-24  

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