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2011 年度 実績報告書

「医薬品の正しい使い方」教育プログラムの開発とその短期的効果の評価

研究課題

研究課題/領域番号 22500634
研究機関岐阜薬科大学

研究代表者

寺町 ひとみ  岐阜薬科大学, 薬学部, 准教授 (20405129)

研究分担者 勝野 眞吾  岐阜薬科大学, 薬学部, 学長 (70098523)
土屋 照雄  岐阜薬科大学, 薬学部, 教授 (10381716)
キーワード医薬品の正しい使い方 / 健康教育 / 保健体育教師 / 学校薬剤師 / 教育プログラム
研究概要

本研究では、薬事法の改正、学習指導要領において示された学校教育を通じた医薬品についての教育の強化の方向などを踏まえ、児童生徒の「医薬品の正しい使い方」に関する知識・意識の現状および学校における指導実施状況を明らかにするとともに、中学校生徒を対象とした「医薬品の正しい使い方」教育プログラムを開発・実施し、その有効性を検証して、実効性のある「医薬品の正しい使い方」教育を確立することを目的とした。平成23年度は、以下の2点について計画に基づき実施した。
1.平成23年度「医薬品の正しい使い方」教育指導者養成ワークショップ
平成23年8月9日岐阜市北部コミュニティーセンターにおいて、岐阜市の小・中学校の保健体育教員、養護教員および学校薬剤師を対象に開催した(参加者49名)。内容は、医薬品に関する講演3題、実践発表1題、指導書作成のためのワークショップの三部構成とした。終了後のアンケート結果では多くの参加者が高く評価した。また、中学校保健体育・養護教諭・学校薬剤師が一堂に会して教育技術の習得に向けて研修できたことは貴重な機会であり、知識や情報のみならず、連携の在り方について議論できたことも有意義であった。
2.「匿薬品の正しい使い方」教育プログラムの実施と短期的評価
「医薬品の正しい使い方」のための保健体育科学習指導案を作成し、平成24年1月31日、岐阜市教育委員会と共催のもと、岐阜市立境川中学校生徒を対象とした中学校保健体育科「医薬品の正しい使い方」公開研究授業を実施した。授業前後に生徒40人を対象にアンケート調査を実施したところ、ほとんどの生徒が興味深い授業で役に立つ授業であったと回答した。また、参観者(保健体育教員2名、学校薬剤師2名)による授業構想・授業内容に関する評価の平均は4.7(5段階評価)と高かった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

「研究の目的」を達成するために計画した「研究実施計画」は、平成23年度も計画とおり実施することができ、順調に進展している。

今後の研究の推進方策

本研究課題の最終目的は、中学校生徒を対象とした「医薬品の正しい使い方」教育プログラムを開発・実施し、その有効性を検証して、実効性のある「医薬品の正しい使い方」教育を確立することである。すでに、教育プログラムを開発・実施し、その評価を行った。本年度は、「医薬品の正しい使い方」教育プログラムを改良し、保健体育教員を対象とした研修会を開催し、本教育プログラムを展開していく。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012 2011

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 「医薬品の正しい使い方」教育プログラムの開発および実践に向けて2012

    • 著者名/発表者名
      寺町ひとみ
    • 雑誌名

      薬友ぎふ

      巻: 488 ページ: 6

  • [学会発表] 岐阜市の小・中・高校生の「医薬品の正しい使い方」に関する知識・意識調査および指導実施状況調査2011

    • 著者名/発表者名
      寺町ひとみ
    • 学会等名
      第44回東海薬剤師学術大会
    • 発表場所
      四日市
    • 年月日
      2011-11-27
  • [学会発表] 全国の小・中・高校生の「医薬品の正しい使い方」に関する知識・意識調査および指導実施状況調査2011

    • 著者名/発表者名
      寺町ひとみ
    • 学会等名
      第21回日本医療薬学会年回
    • 発表場所
      神戸
    • 年月日
      2011-10-01

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公開日: 2013-06-26  

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