研究課題/領域番号 |
22500636
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研究機関 | 滋賀県立大学 |
研究代表者 |
寄本 明 滋賀県立大学, 人間文化学部, 教授 (30132278)
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研究分担者 |
芳田 哲也 京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 准教授 (00191601)
南 和広 滋賀県立大学, 人間文化学部, 准教授 (30398812)
新矢 博美 京都女子大学, 公私立大学の部局等, 教授 (70201564)
中井 誠一 京都女子大学, 家政学部, 教授 (90090092)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 介護予防 / ストック運動 / 支援システム |
研究概要 |
生活習慣病、メタボリックシンドロームや要介護状態の予防として、ストックを用いたウォーキングやストックを用いた体操(以下ストック体操)の生理的効果を検証する。さらに用具の改良、動作解析、地域・施設への定着化のためのプログラムや支援システムの構築を行うことを目的とした。 ストックウォーキングおよびストック体操の運動処方的検証として、前年度および前々年度に引き続き、中高齢者を対象にストックウォーキングおよびストック体操の効果の検証、妥当性を検討した。その結果、次のような結論を得た。 中年者におけるストックウォーキングはノーマルウォーキングに比べ、形態項目(体重、ウエスト、BMI、体脂肪率、BAR)、血液性状(TC、TG、HDL-C、AI)および機能項目(持久性)でそれぞれの開始時からの変化率(改善効果)が大きかった。このことはウォーキングが生活習慣病やメタボリックシンドローム予防に有効であることを示し、ストックウォーキングがより効果的なウォーキングである可能性を示唆するものであった。 高齢者のストックを用いた運動の実施は形態値および血圧値を悪化させることなく、安定維持させていた。血管の老化度はその進行を防ぎ、骨質については踵骨の骨密度の低下を防止し,骨密度の維持・増加に有効であった。呼吸筋力および換気能力の向上は呼吸器における内外肋間筋や横隔膜の筋力向上、息切れや呼吸不全などの呼吸器疾患の予防効果が推察された。一方、体力水準では前腕筋群・手筋の筋力や全身の筋力とも関連する握力の改善効果が認められ、素早い身のこなしや機敏な動きと関連する瞬発力や敏捷性にも改善効果が認められた。 地域の保健センターや老人保健施設の現場へは支援態勢およびシステムに関して、中高齢者自らが自宅及びその近隣で実践できるプログラム提案した。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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