研究課題/領域番号 |
22500641
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研究機関 | 獨協医科大学 |
研究代表者 |
西山 緑 獨協医科大学, 医学部, 准教授 (70265320)
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研究分担者 |
橋本 充代 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助教 (00316580)
田所 望 獨協医科大学, 医学部, 教授 (20179732)
熊倉 みつ子 獨協医科大学, 看護学部, 教授 (50341996)
古市 照人 獨協医科大学, 医学部, 教授 (90146176)
高岡 宣子 獨協医科大学, 医学部, 助教 (90310911)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 行動規範 / 首尾一貫感覚 / 有意味感 / 処理可能感 / 把握可能感 / ストレス / 医学部 / 看護学部 |
研究概要 |
方法:医学部看護学部1年生対象に入学時オリエンテーションを行い、行動規範の自己評価、首尾一貫感覚(SOC)29項目及び生活習慣調査を行い、その3か月後の7月に同一の調査を行い、入学時とその3か月後を比較し行動規範の自己評価に影響を与える因子を検討する。 結果:4月と7月の得点の比較では、26項目のうち20項目の評価が有意に低下していた。特に低下が顕著だったのは「常に予習・復習をかかさない学習習慣」「積極的に新しい知識や技能を吸収しようとする能動的な学習態度」の2項目であった。医学生と看護学生の比較では、4月と7月ともに看護学生の得点が有意に高い項目が多く、男女比較では、女子の得点が有意に高い項目が多かった。但し、医学生と看護学生、男子学生と女子学生のどちらの比較も、4月に比し7月では有意差の得られた項目数がかなり減少していた。医学部の男子と女子の比較では、4月には女子学生の得点が有意に高い項目が11項目あったが、7月には「常に予習・復習をかかさない学習習慣」と「正当な理由なく講義や実習を欠席しない」の2項目のみとなり、「実習態度の向上」と「生活態度の向上」の全項目で男女の有意差がなくなった。次に、4月における行動規範の自己評価総合点に相関する項目を検討したところ、性別、4月のSOC有意味感、SOC処理可能感、SOC総得点、運動習慣に高い相関関係が見られた.また、3か月後の7月の行動規範の自己評価点には,7月のSOC有意味感、SOC把握可能感、SOC処理可能感、SOC総得点、及びストレスで高い相関関係を示した。 考察:本結果により、新入生の自己評価が7月で低下し、その低下に影響する因子としてSOCの存在が大きいことが示唆されたことは有意義である。SOC低下関連因子として喫煙や朝食欠食が挙げられる。SOCを向上させるよう学生をサポートする大切さが明らかになったことは重要である。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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