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2012 年度 実績報告書

薬物乱用防止教育の実効性を高める違法ドラッグ毒性情報の活用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22500653
研究機関帝京科学大学

研究代表者

小島 尚  帝京科学大学, 医療科学部, 教授 (50205382)

研究分担者 安田 一郎  東京薬科大学, 薬学部, 教授 (50512480)
濱田 真向  東京薬科大学, 薬学部, 助教 (60246676)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード薬物乱用防止教育 / 違法ドラッグ
研究概要

本研究の目的は違法ドラッグ等の毒性情報を活用した実効性の高い薬物乱用防止教育を実施することにある。現在、文部科学省等から数多く指導法や教材が提示され、ライフスキルの向上を目指した実践的な防止教育が行われている。しかし、乱用薬物の危険性を羅列するのではなく、医学・科学的根拠に基づいた系統的な教育手法は乏しく、科学的に裏付けをもった指導は必ずしも容易でない。
前年度、本学に転出する機会を得、薬物乱用防止シンポジウムを足立区薬剤師会と開催した。この企画を立案する過程や実施するにあたり、教育委員会や所轄警察との連携を形成することができ、また、地域の特性等を把握することが可能となった。引き続き、薬学会や社会薬学会等での違法ドラッグ公開シンポジウムのフォーラムの開催では薬学専門家から課題を収集できた。その中で、小中学校での防止教育では新しい乱用薬物の情報や研修の場が得にくいことが明らかになった。
そこで、我々が蓄積してきた情報を、実効性が高い教育活動を実践できるることを目指して作成した。海外の実態に関する情報(今後の課題の指摘を含め)、また、生体への危害性に関する知識などを含め科学的な情報や毒性予測を、各種機関への提供にも利用できるように配慮した。
特に、本年度は脱法ハーブの乱用が社会的な問題となり、関係機関や学会等の総説依頼や依頼講演、警察からの捜査協力や報道機関からの情報要請、また、保健所等が開催する講演会や勉強会に積極的に対応した。さらに、その過程では教育機関以外の医療機関等でも受け入れられるものであることから要請を受けられる物を目指した。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (9件)

すべて 2013 2012 その他

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 3件)

  • [雑誌論文] 違法ドラッグ(いわゆる脱法ドラッグ)から指定薬物へ~検査から規制へのアプローチ~2013

    • 著者名/発表者名
      佐藤かな子、小島 尚
    • 雑誌名

      薬学雑誌

      巻: 133 ページ: 1-2

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 違法ドラッグ生体影響試験の開発~in vivo試験系~2013

    • 著者名/発表者名
      小縣昭夫、佐藤かな子、不破達、田中豊人、長澤明道、湯澤勝広、矢野範男、 安藤弘、久保喜一、 高橋博、大山謙一、 宮澤眞紀、 小島尚
    • 雑誌名

      薬学雑誌

      巻: 133 ページ: 25 -29

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 脱法ハーブを検証する2012

    • 著者名/発表者名
      安田一郎
    • 雑誌名

      都薬雑誌

      巻: 34(12) ページ: 20-23

  • [雑誌論文] 新たなドラッグの乱用による健康被害を防止するために2012

    • 著者名/発表者名
      小島 尚
    • 雑誌名

      小児科臨床

      巻: 65 ページ: 1461-1467

  • [学会発表] 足立区における薬剤師会と医療系大学との薬物乱用防止教育への取り組み(その1)2012

    • 著者名/発表者名
      小島 尚、西沢啓子、浜田真向、宮澤眞紀、堀江 勉、安田一郎
    • 学会等名
      日本社会薬学会第31年会
    • 発表場所
      鈴鹿市
    • 年月日
      20120915-20120916
  • [学会発表] 乱用薬物の使用実態と大学での防止教育への実効性2012

    • 著者名/発表者名
      安田 一郎、松本 有右、宮本 法子、中嶋 順一、濱野 朋子、小島 尚
    • 学会等名
      日本社会薬学会第31年会
    • 発表場所
      鈴鹿市
    • 年月日
      20120915-20120916
  • [学会発表] 脱法ハーブ以外にもある危険な乱用薬物

    • 著者名/発表者名
      小島 尚
    • 学会等名
      鎌倉保健福祉事務所主催 平成24年度薬物乱用防止講演会
    • 発表場所
      鎌倉市
    • 招待講演
  • [学会発表] 新しいドラッグ 脱法ハーブの本当の怖さ

    • 著者名/発表者名
      小島 尚
    • 学会等名
      神奈川県衛生研究所主催 平成24年度第1回公衆衛生専門技術研修学術講演会
    • 発表場所
      茅ヶ崎市
    • 招待講演
  • [学会発表] 新たなドラッグ 脱法ハーブとは何か? ”薬物乱用は違法薬物だけではない!”

    • 著者名/発表者名
      小島 尚
    • 学会等名
      日本社会薬学会平成24年度緊急フォーラム
    • 発表場所
      港区
    • 招待講演

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公開日: 2014-07-24  

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