研究課題/領域番号 |
22500654
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター) |
研究代表者 |
佐野 喜子 独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター), 臨床研究企画運営部, 研究員 (20399603)
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研究分担者 |
坂根 直樹 独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター), 臨床研究企画運営部, 研究室長(予防医学) (40335443)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | カーボカウント / 血糖コントロール / 糖尿病 / 患者教育 / 簡易食物頻度調査FFQ |
研究概要 |
欧米での糖尿病食事療法ではカーボカウント(基礎編、応用編)が用いられている。一方、わが国の糖尿病食事療法は長年、エネルギーをベースとした食事管理を進めてきたが、血糖コントロールを良好に保つには、食事中の炭水化物量に注目したカーボカウントが有効である。しかし、現段階では、日本人の食生活に即した導入法や評価法などが確立されておらず、患者ばかりか指導者も混乱をきたしている。「日本人向けのカーボカウントの効果と安全性の検討並びに指導者育成プログラムの開発」を目的とした本研究では、①血糖コントロール悪化の要因分析、②炭水化物に着目した「食事診断ツール(カウントJOY)」の開発、③「日本人向けカーボカウント指導用テキストの作成」を行うことによって、`日本人におけるカーボカウントの有用性‘や、’患者の食生活の簡易・的確なアセスメント法’、‘日本人向けの指導テキスト’を提示することができた。H24年度は、「指導者のカーボカウントへの信頼を高め、指導における自信を支援することを目的に、1)管理栄養士が医師の食事指導箋に沿って献立作成を行ったり、患者に合わせた食事のデータベース作成の手間の軽減するための「炭水化物量をベースとした食品成分表」を編集、2)こうした成果を「指導者育成プログラム」として、「カーボカウン指導への自信が高まる研修会」を行い、患者個々に適したカーボカウント情報の提供がおこなえるように、糖尿病指導を実施している管理栄養士を対象に、テキスト・ミニパネル等を用いたロールプレイを主体とする指導法研修を東京(30名)と大阪(30名)で行い、指導手順等の評価を行った。その結果、カーボカウント指導への自信度が高まった。カーボカウントに習熟した管理栄養士が育成されることで、糖尿病食事療法のアドヒアランスと血糖コントロールの改善、さらには糖尿病関連合併症リスクの低下が期待できる。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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