研究課題/領域番号 |
22500660
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研究機関 | 愛知教育大学 |
研究代表者 |
鈴木 英樹 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (40235990)
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研究分担者 |
今泉 和彦 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (60145068)
辻本 尚弥 久留米大学, 健康スポーツセンター, 教授 (70299519)
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キーワード | 筋委縮 / ギプス固定 / クレンブテロール |
研究概要 |
本年度はギプス固定により起こる後肢の筋萎縮におけるCLE投与の影響に関する研究のデータを得ることを目的に行った。実験飼育期間は10日間とした。実験動物は7週齢時に購入し、予備飼育後の8週齢時に群分けを行った。ギプス群にはペントバルビタール麻酔下(50mg/kg)にて、弛緩した状態で、包帯式ギプス(スコッチキャスト、3M社製)をもちいて膝関節と足関節の固定(resting angle)を行った。(Booth & Kelso, 1973)。CLEは毎日1.0mg/kgを脛背部皮下より投与し、対照群と不使用群には当該量の生理食塩水(0.9%NaCl)を同様な方法で投与した。採用するCLEの投与量は、既に研究分担者が他の系のラットではあるが、その効果が骨格筋に現れることを確認している。 採血は群分け時、飼育期間中一日毎、終了時に行った。採取した血液は血漿コルチコステロン、成長ホルモン、インスリン様成長因子の濃度測定を行った(早稲田大学大学院:佐藤章悟)。飼育期間後に摘出した後肢右側の各種骨格筋の収縮タンパクおよび全筋タンパク質量(研究分担者:辻本尚弥)、β_<2->アドレナリン受容体mRNAの発現量およびその発現に関与する転写調節因子(CREB,GR)、転写後調節因子(HuR,AUF1)の測定・解析を行った(早稲田大学大学院:佐藤章悟)。本年度の研究成果の一部は、The7^<th> Congress of Federations of Asianand Oceanian Physiological Societies、第66回日本体力医学会にて発表を行った。また、データの一部は論文としてLife Sciencesに投稿し、受理・掲載された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
実験および分析に関しては、まだすべてが終了していないが、その一部は国際学会や国内の学会で発表を行い、またその一部をまとめて国際誌に投稿し掲載された。
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今後の研究の推進方策 |
現時点で、まだ組織化学をはじめとした分析が済んでいないため、本年度はすべての分析を終了させる予定である。また、その結果次第では、追加実験を行う場合がある。 引き続き、研究成果を学会で発表するとともに、論文として投稿を予定している。
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