高齢糖尿病患者を対象に水痘生ワクチンとプラセボとのランダム化二重盲検比較試験を行った。主要評価項目は、水痘抗原皮内テストスコア(陰性0‐強陽性3)、副次評価項目はELISPOT assay の接種前と3ヵ月後の増加率geometric mean fold rise (GMFR) を、またIAHA法で抗体価を測定し、接種前と3ヵ月後で比較した。調査票にて安全性を検討した。その結果、水痘生ワクチンはプラセボに比してVZVに対する特異的免疫を有意に賦活化できなかった。観察期間中に帯状疱疹に罹患した者はいなかった。
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