本研究は、現代社会と伝統的社会における環境観、および、ライフスタイルと二酸化炭素排出量との関係を分析し、カーボンフットプリントを用いて「低炭素社会」を実現するために有効と考えられるライフスタイルを構築するための方法論の創出を目的とした。現代の日本人とともに、ニュージーランドのマオリをとりあげ、 変貌する社会の中で、 彼らの伝統的環境観とライフスタイルがどのように保持されてきたかを調査し、両者の環境観、ライフスタイルと対比させ、 カーボンフットプリントの有効活用法、 そして、 「低炭素社会」 実現のためのライフスタイルの構築法を提示した。
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