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2012 年度 実績報告書

生活環境カビの空中伝播と汚染評価

研究課題

研究課題/領域番号 22500718
研究機関新潟県立大学

研究代表者

村松 芳多子  新潟県立大学, 人間生活学部, 准教授 (40320709)

研究分担者 高鳥 浩介  東京農業大学, 農学部, 教授 (50270624)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード室内環境 / カビ / 評価法 / 汚染 / 空気質
研究概要

生活環境性カビの空中伝播に関して被害状況をまとめ、真菌を分離した。
1. カビによる室内環境と健康被害に関する研究
2008~2011年のNPO法人カビ相談センターに相談をまとめた。カビに対する電話相談、検査依頼は、生活全般(衣・食・住・その他)におよび全相談件数は800件以上であった。その内訳は、電話相談・メール相談などが約650件、検査依頼が約175件であった。企業・行政関係の相談と一般(個人)相談は、約50%ずつであった。衣食住等の割合は、衣料関係約10%、食品関係約25%、住宅関係約50%、その他約15%であった。一般相談者は、カビの生えた食品の誤食によるカビ毒の健康被害の身体への影響などの質問が多かった。
依頼のあった衣食住のカビを分離したところ、次のとおりであった。住宅環境に多いカビはCladosporium(クロカビ)、Penicillium(アオカビ)、Aspergillus(コウジカビ)であった。食品汚染に多いカビはCladosporium(クロカビ)、Penicillium(アオカビ)、Aspergillus(コウジカビ)であった。その他、高湿性食品に発生しやすいFusarium(アカカビ)、Rhizopus(クモノスカビ)、糖分の多い食品で見られるEurotium(カワキコウジカビ)、Wallemia(アズキイロカビ)などもあった。衣類に多いカビはCladosporium(クロカビ)、Eurotium(カワキコウジカビ)などであった。
2. カビ汚染度の客観的評価
分離カビと室内環境カビの分布の関係について、統計的手法等を用いて分析検討を試みている。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] カビの基礎知識とその対策 (建築物のカビを知る)2012

    • 著者名/発表者名
      高鳥浩介・村松芳多子・太田利子
    • 雑誌名

      建築設備と配管工事

      巻: Vol.50, No.6 ページ: 1-7

  • [学会発表] 空中浮遊真菌の迅速、簡易計測法としてのパーティクルカウンターの活用

    • 著者名/発表者名
      清水亨・村松芳多子・久米田裕子・高鳥浩介
    • 学会等名
      日本防菌防黴学会 第39回年次大会
    • 発表場所
      東京
  • [学会発表] 魚肉練り製品に添加した香辛料精油によるMucorの生育阻止効果

    • 著者名/発表者名
      村松芳多子・木下瞳・玻名城隼・高鳥浩介
    • 学会等名
      日本防菌防黴学会 第39回年次大会
    • 発表場所
      東京

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公開日: 2014-07-24  

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