生活環境カビの空中伝播と汚染評価

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22500718
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 生活科学一般
• 研究機関: 新潟県立大学
• 研究代表者: 村松 芳多子 新潟県立大学, 人間生活学部, 准教授 (40320709)
• 研究分担者: 高鳥 浩介 東京農業大学, 農学部, 客員教授 (50270624)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• キーワード: 住環境 / カビ / 測定法 / 相談

研究概要

室内環境には、多種多様な微生物やその産生物質が普遍的に生息・分布している。シックハウス症候群(SHS)等のような健康被害に関与するアレルゲンや感染症因子の原因菌も存在していた。カビの測定方法により総菌数の違いはあるものの変動傾向は類似していることがわかった。カビに対する企業、公的機関、個人では、相談内容に差はあるものの、カビ汚染と健康被害についての影響に関心が強いことがわかった。

研究成果

• [雑誌論文] 空中浮遊微粒子と主要浮遊カビの相関性 (2013)
  • 著者名/発表者名: 村松芳多子・高鳥浩介
  • 雑誌名: クリーンテクノロジー 巻: Vol. 23, No. 5 ページ: 56-59
• [雑誌論文] 被感染源としてみた環境内の病原真菌 (2012)
  • 著者名/発表者名: 高鳥浩介
  • 雑誌名: 化学療法の領域 巻: Vol.28 ページ: 557-566
  • 査読あり
• [雑誌論文] カビの基礎知識とその対策 (建築物のカビを知る) (2012)
  • 著者名/発表者名: 高鳥浩介・村松芳多子・太田利子
  • 雑誌名: 建築設備と配管工事 巻: Vol.50, No.6 ページ: 1-7
• [雑誌論文] 動物の感染症から学ぶ 真菌症 (2011)
  • 著者名/発表者名: 高鳥浩介
  • 雑誌名: 医学のあゆみ 巻: Vol.235 ページ: 153-162
  • 査読あり
• [雑誌論文] (実用講座 食品危害カビとカビ対策への実践 (2)) 国内でのカビ苦情調査結果 (2011)
  • 著者名/発表者名: 村松芳多子・太田利子
  • 雑誌名: 月刊HACCP 巻: Vol.17, No.2 ページ: 48-51
• [雑誌論文] (実用講座 食品危害カビとカビ対策への実践 (6)) カビによる実害-食品の変色・腐敗・変敗- (2011)
  • 著者名/発表者名: 太田利子・村松芳多子
  • 雑誌名: 月刊HACCP 巻: Vol.17, No.6 ページ: 104-108
• [雑誌論文] かびとは (2010)
  • 著者名/発表者名: 高鳥浩介・村松芳多子
  • 雑誌名: 月刊せんい(繊維機械学会誌) 巻: Vol.63,No.12 ページ: 650-655
• [雑誌論文] 魚肉練製品におけるシナモン精油とモノグリセリドによる腐敗カビの生育阻止効果 (2010)
  • 著者名/発表者名: 鈴木あゆ野・長田佳奈・金子奈々・松倉未緒・三星沙織・大内洋・古部健太郎・村松芳多子・木内幹
  • 雑誌名: 日本防菌防黴学会誌 巻: Vol.38,No.12 ページ: 789-795
  • 査読あり
• [雑誌論文] 高松塚古墳石室および周辺由来カビの温度帯による生理的性状-発育性及び色調変化 (2010)
  • 著者名/発表者名: 高鳥浩介・高鳥美奈子・久米田裕子・木川りか・佐野千絵
  • 雑誌名: 保存科学 巻: Vol.49 ページ: 243-252
  • 査読あり
• [雑誌論文] 高松塚古墳石室および周辺由来カビの薬剤に対する馴化 (2010)
  • 著者名/発表者名: 高鳥浩介・久米田裕子・木川りか・佐野千絵
  • 雑誌名: 保存科学 巻: Vol.49 ページ: 239-242
  • 査読あり
• [雑誌論文] Inactivation effects of UVirradiation and ozone treatment on theyeast and the mold in mineral water (2010)
  • 著者名/発表者名: M. Watanabe, H. Masaki, T. Mori, T.Tsuchiya, H. Konuma, Y. Hara-Kudo, andK. Takatori
  • 雑誌名: J.Food Protection 巻: Vol.73,No.8 ページ: 1537-1542
  • 査読あり
• [雑誌論文] A Suggested Pathogenic Rolefor Trichosporon montevideense in aCase of Onychomycosis in a JapaneseMonkey (2009)
  • 著者名/発表者名: M. M. Alshahni, K. Makimura, K. Satoh,Y. Ishihara, K. Takatori, T. Kimura andT. Sawada
  • 雑誌名: J. Vet. Med. Sci 巻: Vol.71,No.1 ページ: 983-986
  • 査読あり
• [学会発表] 空中浮遊真菌の迅速、簡易計測法としてのパーティクルカウンターの活用 (2012)
  • 著者名/発表者名: 清水亨・村松芳多子・久米田裕子・高鳥浩介
  • 学会等名: 日本防菌防黴学会39回年次大会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 20120000
• [学会発表] 微生物検査「真菌検査」における検査日数短縮検討 (2012)
  • 著者名/発表者名: 関屋秀一・濱崎芳活・内藤成弘・高鳥浩介
  • 学会等名: 日本防菌防黴学会39回年次大会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 20120000
• [学会発表] 真菌数測定における培養日数および計測範囲の評価モデルの検討 (2012)
  • 著者名/発表者名: 丸山弓美・吉田建介・真原奈保子・大島赴夫・高鳥浩介
  • 学会等名: 日本防菌防黴学会39回年次大会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 20120000
• [学会発表] パーティクルカウンターによる粒径分布と空中真菌の相関(その2) (2011)
  • 著者名/発表者名: 清水亨・村松芳多子・李憲俊・高鳥浩介
  • 学会等名: 日本防菌防黴学会38回年次大会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 20110000
• [学会発表] パーティクルカウンターによる粒径分布と空中真菌の相関 (2010)
  • 著者名/発表者名: 清水亨・村松芳多子・李憲俊・高鳥浩介
  • 学会等名: 日本防菌防黴学会37回年次大会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 20100000
• [学会発表] 温泉施設浴槽の真菌汚染およびモノクロラミンによる制御 (2010)
  • 著者名/発表者名: 高鳥浩介・村松芳多子・太田利子・久米田裕子・高橋淳子
  • 学会等名: 日本防菌防黴学会37回年次大会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 20100000
• [学会発表] 真菌測定用培地の特性について (2010)
  • 著者名/発表者名: 太田利子・高鳥美奈子・久米田裕子・高鳥浩介
  • 学会等名: 日本防菌防黴学会37回年次大会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 20100000
• [図書] カラー図譜 カビ苦情・被害管理マニュアル (2012)
  • 著者名/発表者名: 高鳥浩介・村松芳多子他
  • 出版者: NPO 法人カビ相談センター
• [図書] カラー図譜 カビ苦情・被害管理マニュアル (2011)
  • 著者名/発表者名: 高鳥浩介・村松芳多子他
  • 出版者: NPO 法人カビ相談センター
• [備考] NPO法人 カビ相談センターにて、「カビ基礎技術研修」、「セミナー」、「講演会」を年間10回程度の企画・運営等を行っている。