インジゴ生成において、 加水分解酵素の活性を促す方法および藍葉の段階での酸化カップリング反応を促進する方法の有効性を、処理藍葉に含まれるインジゴ量から検討した。ドライヤー乾燥、手揉みや叩くなどの処理をすることで藍草に含まれるインジゴ量が増加した。次に乾燥藍葉を沈殿藍やすくもに加工せず、粉砕して直接染色に用いることが可能かどうかを検討した。その結果、この方法が非常に有効で、藍による染色工程を簡略化できることが明らかになった。また、天然藍から沈殿藍を製造後の残滓色素の有効利用について検討し、すくも作製と堆肥としての利用の可能性を見出した。
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