研究課題
基盤研究(C)
野菜・果実を加熱、乾燥、高圧処理したときの物性変化とペクチンの関係を検討し、以下の結論を得た。金糸瓜を煮熟するとそうめん状に剥離するのは、糸状組織を接着する物質が高メトキシルペクチンでβ-脱離により分解するためである。カリンの生果肉は非常に硬いが、煮熟軟化するのは、煮汁が酸性のためペクチンが加水分解するため。水道水の種類によりジャガイモの煮熟軟化度が異なるのは、カルシウム量の違いによる。煮熟後のヤマクラゲ(乾燥ステムレタス)の歯触りのよさは、乾燥により低エステル化度ペクチンの割合が増加するため。柑橘類の果皮をクエン酸溶液に浸漬して軟化させ高圧処理すると、風味のよいマーマレードが製造できる。
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