研究課題
基盤研究(C)
75歳以上要介護高齢者において、メタバイン実測値と HB式および Ganpule式から算出された基礎代謝量を比較すると過剰評価となること、ONから PEGに移行すると 16.6%低下することが明らかになった。この結果より、以下の回帰式を提案した。要介護1~5、年齢75~103歳、身長125~170cm、体重25~70kgの高齢者および看取りの対象者に対して、適切な安静時代謝量の算出が可能であると示唆された。ON : kcal/kg/day = 34.833+(0.999×性別)-(0.105×年齢)+{0.074×身長(cm)}-{0.074×現体重(kg)}PEG : kcal/kg/day = 59.502+(1.940×性別)-(0.188×年齢)-{0.058×身長(cm)}-{0.480×現体重(kg)}この回帰式の検証において、75歳以上の要介護歴6~7年、PEG施行 2~3年の対象者および、中度から軽度のマラスムス型の PEMの対象者に適用であること、一方、代謝に関与する薬剤や精神疾患をもつ対象者においては不適用であることの2点が示唆された。
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