メタボリックシンドローム予防食品成分の評価法の確立とその応用

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22500757
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 食生活学
• 研究機関: 放送大学 (2011-2012); 奈良女子大学 (2010)
• 研究代表者: 小城 勝相 放送大学, 教養学部, 教授 (10108988)
• 研究分担者: 市 育代 お茶の水女子大学, その他の部局等, 教授 (50403316)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• キーワード: 酸化ストレス / 糖尿病 / 動脈硬化 / 生活習慣病 / セラミド

研究概要

メタボリックシンドロームでは脂質代謝が重要であり、特にセラミドが重要な役割をもつことがわかった。シークワーシャーに含まれるノビレチンという物質が脂質代謝異常に関与するタンパク質の発現に影響を与え、メタボリックシンドロームを予防する可能性を見出したが、今後はこのような脂質代謝に影響を与える食品成分が重要であることがわかった。

研究成果

• [雑誌論文] The role of Kupffer cells in carbon tetrachloride intoxication in mice (2012)
  • 著者名/発表者名: K. Kiso, S. Ueno, M. Fukuda, I. Ichi, K. Kobayashi, T. Sakai, K. Fukui, and S. Kojo
  • 雑誌名: Biol. Pharm. Bull 巻: 35 ページ: 980-983
  • 査読あり
• [雑誌論文] Oxygen is the key factor associated with the difference between in vivo and in vitro effects of antioxidants (2012)
  • 著者名/発表者名: S. Kojo
  • 雑誌名: Proc. Natl. Acad. Sci. USA 巻: 109, No. 30 ページ: E2028
  • DOI: doi:10.1073/pnas.1205916109
  • 査読あり
• [雑誌論文] Increase in plasma ceramide levels via secretory sphingomyelinase activity in streptozotocin-induced diabetic rats (2011)
  • 著者名/発表者名: K. Kobayashi, I. Ichi, T. Nakagawa, C. Kamikawa, Y. Kitamura, E. Koga, Y. Washino, Y. Hoshinaga, and S. Kojo
  • 雑誌名: Med. Chem. Commun 巻: 2 ページ: 536-541
  • 査読あり
• [雑誌論文] Y. Kitamura, Y. Washino, E. Koga, A. Ito, M. Kawagoe, C. Nakazaki, K. Kiso, I. Ichi, T. Matsura, and S. Kojo (2010)
  • 著者名/発表者名: Oxidative stress in the ischemic and non-ischemic parts of the rat liver after two-thirds ischemia/reperfusion
  • 雑誌名: Biosci. Biotechnol. Biochem 巻: 74 ページ: 979-983
  • 査読あり
• [雑誌論文] Effect of nobiletin on lipid metabolism in rats (2010)
  • 著者名/発表者名: E. Nagata, I. Ichi, R. Kataoka, M. Matsushima, N. Adachi, Y. Kitamura, T. Sasaki, and S. Kojo
  • 雑誌名: J. Health Sci 巻: 56 ページ: 705-711
  • 査読あり
• [学会発表] 四塩化炭素中毒における Kupffer 細胞による肝炎拡大機構 (2012)
  • 著者名/発表者名: 木曽かおり、上野聡子、福田麻菜、市 育代、小林慧子、坂井隆志、福井 清、小城勝相
  • 学会等名: 第85回日本生化学会大会
  • 発表場所: 福岡
  • 年月日: 2012-12-16
• [学会発表] 肝臓での酸化ストレスによって起こること (2012)
  • 著者名/発表者名: 市 育代、小城勝相
  • 学会等名: 日本家政学会第64回大会
  • 発表場所: 大阪
  • 年月日: 2012-05-12
• [学会発表] 生体内の酸化ストレス評価への化学的アプローチ (2012)
  • 著者名/発表者名: 小城勝相
  • 学会等名: 第45回日本通風・核酸代謝学会教育講演
  • 発表場所: 奈良
  • 年月日: 2012-02-16
• [学会発表] 糖尿病におけるセラミド代謝の変化 (2011)
  • 著者名/発表者名: 市育代、小城勝相
  • 学会等名: 日本家政学会第63回大会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2011-05-29
• [学会発表] ビタミンCの働きと活性酸素 (2010)
  • 著者名/発表者名: 小城勝相
  • 学会等名: 日本ビタミン学会市民公開講座「私たちの健康増進とビタミン、サプリメント」
  • 発表場所: 福岡
  • 年月日: 2010-11-06
• [学会発表] 肝臓の虚血・再灌流における酸化ストレス (2010)
  • 著者名/発表者名: 小城勝相、北村佑子、鷲野由紀子、古賀枝里子、中崎千尋、木曽かおり、松浦達也、市 育代
  • 学会等名: 第63回日本酸化ストレス学会学術総会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2010-06-24
• [学会発表] ラットでのプロポリスによる体脂肪減少と脂質代謝改善の機構 (2010)
  • 著者名/発表者名: 小城勝相
  • 学会等名: 日本家政学会第62回大会
  • 発表場所: 広島
  • 年月日: 2010-05-29
• [図書] ビタミン関係の記述、岩波生物学辞典第5 版 (2012)
  • 著者名/発表者名: 小城勝相
  • 出版者: 岩波書店
• [図書] 放送大学印刷教材『改訂版 食と健康』「第1 章 食品の機能とその理解のために(小城勝相)」「第5 章 ビタミンとミネラル(小城勝相)」「第9 章 生体内酸化(小城勝相)」 (2012)
  • 著者名/発表者名: 小城勝相、清水誠
  • 総ページ数: 9-27、75-102、151-167
  • 出版者: 放送大学教育振興会
• [図書] ビタミン C に関する記述『ビタミンの新栄養学』 (2012)
  • 著者名/発表者名: 市 育代、小城勝相、柴田克己・福渡 努
  • 総ページ数: 41 、62-63 、91-93 、128-129、158-159、173-174
  • 出版者: 講談社
• [図書] Antioxidants as biomarkers of oxidative stress, In Biomarkers for Antioxidant Defense and Oxidative Damage: Principles and Practical Applications (2010)
  • 著者名/発表者名: I. Ichi, and S. Kojo, G. Aldini, K.-J. Yeum, E. Niki, and R. M. Russell
  • 総ページ数: 35-49
  • 出版者: Wiley-Blackwell, Iowa, USA
• [備考]
  • URL: https://act.ouj.ac.jp/researcher/detail/?id=150