研究課題/領域番号 |
22500763
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
住田 実 大分大学, 教育福祉科学部, 教授 (90136771)
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キーワード | 食育 / 食教育 / 食育教材研究 / 食育プログラム / 学校栄養教育 / 食育体験 / ピア・エデュケーション |
研究概要 |
23年度においては、<地域に根ざした食教育内容・教材・方法>とピア・エデュケーションとの相乗的教育効果の追究をめざして以下のような研究を実施した。 本研究のメインテーマである「高校生と児童、及び大学生が共に学びあうピア・エデュケーション(食教育)の継続実践」について、本科学研究費獲得以前から継続している学校現場の過去9年間にわたる実践内容を「教材研究」の視点から考察を加え、その成果をもとに10年目の計画を実施した。 10年目となる「高校生と児童のピア・エデュケーション交流(安心院高校と佐田小学校)」の教育実践にあたっては、事前の「教育内容・教材研究」を高校生並びに高校側担当教員と共同で取り組みくんだ。実践構想に当たっては、過去の児童のアンケート調査結果の分析をもとにするとともに、実践当日は記録を担当し、また学校側からの求めに応じて「佐田小児童と安心院高校生の食育10年間の歩み」について児童・教職員を対象に講話を行った。とくに2012年はロンドン五輪開催年でるので、実践内容も「オリンピック村の食育バイキングゲーム」として、一流のスポーツ選手たちも「栄養バランスに気をつけながら体調管理しているエピソード」を交えて指導した。 食育体験活動の記録の一部は、住田実・健康教育学監修『子どもが変わる生活を変える・食教育4つのステージ~ライフスタイル変容のための食教育プログラムの実際~』東山書房、2011年、および『大分合同新聞』2011年6月1日において発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究のメインテーマである「高校生と児童、及び大学生が共に学びあうピア・エデュケーション(食教育)の継続実践」について、おおむね当初の予定通り本科研費研究以前から継続している学校現場の過去9年間にわたる実践内容を「教材研究」の視点から考察を加え、その成果をもとに10年目の計画を実施した。とくに10年目となる「高校生と児童のピア・エデュケーション交流(安心院高校と佐田小学校)」の教育実践にあたっては、事前の「教育内容・教材研究」を高校生並びに高校側担当教員と共同で取り組み順調な成果をあげた。
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今後の研究の推進方策 |
今後の継続研究においても、メインテーマである「高校生と児童、及び大学生が共に学びあうピア・エデュケーション(食教育)の継続実践」について、当初の計画どおり実施する。とくに、これまで過去10年間にわたる継続実践を「教材研究」並びに「ピア・エデュケーション」の視点から考察を加える予定である。
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