本研究においては、<地域に根ざした食教育内容・教材・方法>とピア・エデュケーションとの相乗的教育効果の追究をめざして以下のような研究を実施した。 まず、本研究のメインテーマである「高校生と児童、及び大学生が共に学びあうピア・エデュケーション(食教育)の継続実践」について、本科学研究費獲得以前から継続している学校現場の過去9年間にわたる実践内容を「教材研究」の視点から考察を加え、その成果をもとに10年目以降の計画を実施した。 事後のアンケート調査により、児童たちは教師よりも、年齢の近い高校生による食育指導にほぼ全員が好意的な感想をもつとともに、生活化への意欲の向上も明らかとなった。
|