研究課題
基盤研究(C)
糖尿病病態ではミトコンドリア機能不全による酸化ストレスの亢進およびそれに適応するためのミトコンドリアからの活性酸素を負に制御するUCP2が過剰発現していることが判明した。その際、食事制限は糖尿病病態を改善し、UCP2の過剰発現も正常化した。さらに、糖尿病病態が鉄代謝異常による鉄沈着とその結果起こる酸化ストレスが病態の進展に関わっていることを明らかにし、除鉄療法が糖尿病治療に有効であることを明らかとした。これより、現在、慢性C型肝炎治療で行われている瀉血治療が糖尿病にも応用されることで、特に後進国での有効な治療法として期待できることが示唆された。また、抗酸化物質も有効であり、特にニンニクの熟成成分であるS-アリルシステインの糖代謝および脂質代謝に関する機序を解明した。
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