研究課題
基盤研究(C)
本研究は、ビタミンEが吸収時に小腸で異化される可能性を明らかにすることを目的とした。ラットを用いてビタミンE代謝産物の体内分布を調べたところ、肝臓や腎臓以外に小腸にもビタミンE代謝産物が存在していた。ヒト結腸がん由来の培養細胞において、ビタミンE代謝産物の生成が確認できた。ビタミンE異化の阻害活性を有するセサミンは、小腸におけるビタミンE吸収を促進した。以上の結果から、経口摂取したビタミンEの一部は、吸収の際に小腸内で異化されることが推測された。
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DOI:10.1007/s11745-011-3620-7
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