研究課題
基盤研究(C)
本論では,数学教育においてモデルには大きく二つの役割があることを同定した.一つ目は,仮想空間としてのモデルの役割である.モデルは,思考を促進するために別の世界におきかえられた問題や事象を意味し,目的に応じて抽象化,具体化,翻訳という行為を通してモデルがつくられることになる.二つ目は,対比(参照)の対象としてのモデルの役割である.モデルは,アナロジー(類比)を引き出すための見本となる要素間の構造(システム)を意味する.そして,モデルの二つの役割が,小学校算数,中・高等学校数学においてどのような役割を果たすのかについて具体的に議論した。
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