研究課題/領域番号 |
22500810
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研究機関 | 大阪教育大学 |
研究代表者 |
越桐 國雄 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (90153527)
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研究分担者 |
高杉 英一 大阪大学, 理学(系)研究科(研究院), 招へい教授 (00135633)
藤田 利光 和歌山大学, 教育学部, 名誉教授 (20031809)
宮永 健史 和歌山大学, 教育学部, 名誉教授 (60031796)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 小学校理科 / 物質・エネルギー / ライブ動画配信 / USTREAM / 教員研修 |
研究概要 |
改定された小学校学習指導要領が平成23年度から実施され,理科においても新しい単元や実験テーマが導入された。一方,小学校教員の多くは高校・大学を通じて物理分野の教育を必ずしも十分には保障されていないことから,理科の物理分野の指導に不安を持っているものが7割に近い。 理科の授業における観察や実験は,子供たちの興味を引き,五感を通して科学的思考を身につけさせるための重要な構成要素である。現行指導要領の目標にある「実感を伴う理解」や「実生活で応用される科学の認識」に即して,小学校教員が理科の実験に興味をもち,授業における理科実験の実施をより充実したものとするための一助としてUSTEAMによる理科実験番組を制作して放送した。 特に,物理分野についての十分な経験がない小学校教員や教員養成課程の学生を想定して,各社の教科書にある実験を比較検討しながら,もっとも適当な実験の手順を演示しながら,理科実験を円滑に実施する上での注意点を中心として番組を構成した。小学校教員の理科実験の資質向上のためには,実際に実験室で実験しながら実施する研修がもっとも効果的ではあることはいうまでもないが,実施にかかわるコストや継続性などを考慮した場合,いつでもどこでも視聴可能なデジタルコンテンツ等を組み合わせた重層的な支援のシステムを実現することも必要である。 USTREAMを利用することにより,ソーシャルメディアを利用した視聴者からのリアルタイムのフィードバックが可能であり,単なる動画コンテンツの視聴による一方向の情報提供とは異なった機能を持っている。これらの特徴を生かし,今後の展開として教員向けの実験講座,研修会,研究会などの中継放送への活用が期待される。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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