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2012 年度 実績報告書

Wiiリモコンを加速度センサーとして利用した体験的力学学習システム

研究課題

研究課題/領域番号 22500829
研究機関近畿大学

研究代表者

徐 丙鉄  近畿大学, 工学部, 准教授 (30196993)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード物理教育 / 認知科学 / 学習理論 / Wiiリモコン / 体験的学習
研究概要

「学習とは何か」についての認識である学習観は教授手法・授業シナリオ・教材の開発・成績評価・学習スタイルに本質的な影響を及ぼすと考え,物理教育の改善のためは,先ず学習とは何かを認知心理学における学習理論の変遷をベースに確認し,それらを足場として物理学教育・学習を検討した。その上で,力学教育において「Wiiリモコンを活用した授業」の学習理論的意義と効果について検討した。
千変万化する自然現象は少数の基本法則で記述できるという認識(科学的自然観)の養成を目的とする力学教育の確立を目指して,Wiiリモコンを加速度センサーとして活用して,現象と法則・数式を紐付ける教材と授業シナリオを開発した。その際には,学生が持つ既有知・素朴概念・誤概念に配慮するなど認知科学と学習理論の知見も考慮した。特に,L. McDemottらによる,直接的な経験か観察をもとに,その題材の定性的な理解を発達させることから始めることで,概念的理解を促進し,機能的理解に至るという指摘に基づき「Wiiリモコンを活用した授業シナリオ」を再検討した。
①公開用サーバーを稼働させた。(http://buturi.hiro.kindai.ac.jp/wii/)②Wiiリモコンを加速度センサとして活用した加速度モニタリングソフト(Wii加速度メーター)を開発し,上記サーバーで公開した。③Wii加速度メーターを活用して,力学現象と法則・数式を紐付け,自然認識として力学法則を認識することを目的として授業シナリオを制作し公開した。④認知科学と学習理論の知見を基に,自然認識の学問としての物理学学習の足場を選択し提示する(curation:キュレーション),Webページを制作し公開した(http://buturi.hiro.kindai.ac.jp/EduCurate/)。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2012 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] 協調学習を導入した講義・実験一体型物理授業シナリオ2012

    • 著者名/発表者名
      徐丙鉄
    • 雑誌名

      応用物理教育

      巻: Vol.36、No.1 ページ: 57-62

    • 査読あり
  • [学会発表] 科学的教育知の収集と共有2012

    • 著者名/発表者名
      第23回物理教育に関するシンポジウム
    • 学会等名
      応用物理学会「応用物理教育分科会」
    • 発表場所
      八戸市ポータルミュージアム「はっち」
    • 年月日
      20121102-20121103
  • [備考] 科学的教育知:学習と教育を考える足場

    • URL

      http://buturi.hiro.kindai.ac.jp/EduCurate/

  • [備考] Wiiリモコンを加速度センサーとして利用した体験的力学学習システム

    • URL

      http://buturi.hiro.kindai.ac.jp/wii/

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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