本研究は、グリーンイノベーションの推進において、人材問題、特に女性研究者にフォーカスをあてて、温室効果ガス削減に寄与するための施策を検討するものである。本研究では、グリーンイノベーションに関する施策について、国内外の現状を調査し、研究動向を把握すると同時に、女性研究者の活躍についても検討することを目的とする。今年度は、グリーンイノベーションの具体的施策を検討するなかで、エネルギー及び環境分野を中心に、女性研究者問題の所在について俯瞰的に整理し、次年度に向けた方向性を見い出すことを目的として計画を進めた。その結果次のような結果を得た。(1)現状把握-グリーンイノベーションに関する取り組みなどの情報収集、女性研究者を対象とした研究および調査に関する情報収集。 (2)国際会議などへの参加-次に列挙するグリーン関係の国際会議へ参加し、女性研究者とディスカッションした。また、効率的にインタビューを進めるために、同日程で開催された別テーマの会議にて参加していた共同研究者にも協力いただき、情報を収集した。 ・第7回汚染コントロールと持続可能なエネルギーのための国際シンポジウム(カナダ) ・国際環境工学会議(インドネシア) ・国際コンピュータ・電気・システム工学会議(インドネシア) ・材料研究会秋季会議(アメリカ) ・将来の環境とエネルギー工学に関する国際会議(中国) (3)論文の投稿-これまでの成果を論文にまとめ、関係学会誌に投稿予定
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