研究課題/領域番号 |
22500851
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
赤羽 正雄 信州大学, 国際交流センター, 教授 (40467197)
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研究分担者 |
三代沢 正 諏訪東京理科大学, 経営情報学部, 准教授 (00585953)
佐藤 友則 信州大学, 国際交流センター, 准教授 (10313868)
山縣 宏寿 諏訪東京理科大学, 経営情報学部, 講師 (80588773)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 社会人基礎力 / 理工系博士人材のキャリアパス / キャリアパスの多様化 / 博士課程修了者の就職 / 大学から産業界への接続教育 |
研究概要 |
1.既存の調査報告書のデータ分析を通じ、修士課程修了者と博士課程修了者の企業の求人格差は、博士課程学生が在学中に得た高度専門知識より修士課程修了後に3年間の企業実務経験の中で得た実践的基礎力がより重視された結果であると確認した。本学“イノベーション創出若手研究人材養成事業”に参加し、本研究の成果を取り入れた実践的基礎力講義を学んだ後に、3か月間の長期インターンシップを行った博士課程学生は、実習企業に非常に高い確率で就職できることが実証されたことから、就職した博士課程修了者と上司に対して追跡アンケート及び訪問面接調査を行い、実践的基礎力教育を検証しシラバスの完成度を高めた。 2.前年度までに実施した“科学技術関係人材のキャリアパス多様化促進事業”採択校、経営学専門家へのヒアリング調査結果等をシラバスに反映させた。また、日本の産業界のニーズに適応する留学生を育成するための調査研究を行い、日本社会の就労観の指導、内容が濃い日本人学生と留学生が交流ができる環境整備、自己表現指導を兼ねたビジネス日本語教育、正確な自己評価指導、日本企業の外国人社員向け評価基準の構築の5項目を導いた。 3.研究分担者所属大学の大学院「融合特別講義」の事例研究を行った。企業経営者等のゲストスピーカーの講演と担当教員による前週の講演の内容理解の促進と技術経営関連知識の補完を行う講義を隔週で6回行う進行形式である。実務家の視点と教師の視点からの相乗効果により、活きた事象が扱われる有効な接続教育である。但し、各講演は独立しており、本来教育すべき全ての内容が網羅されておらず空白領域が出る。空白領域を特定し、追加すべき講義と企業へのインターンシップを組み込んだシラバスを作成した。 4.実践的基礎力教育のシラバスの構築のほか、人材育成学会での研究発表、本学電子紀要への論文掲載を行うことにより本課題の研究計画は達成された。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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