研究課題/領域番号 |
22500853
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
竹下 俊治 広島大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (90236456)
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研究分担者 |
前原 俊信 広島大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (50190319)
古賀 信吉 広島大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (30240873)
山崎 博史 広島大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (70294494)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 科学教育 / 教材開発 / アクションリサーチ / 研修プログラム |
研究概要 |
本研究では,教員本来の資質の向上を目指した 現職教員の理科教材開発を支援するアクションリサーチ型の研修教材および研修プログラムを構築することを目的としている。 そのため本研究では,教員のニーズや実態を解明し,身近な事物・事象から見出した素材をもとにした研修教材の開発,これらのデータベース化,研修プログラムの評価・再検討・改善を行った。本年度は,研修教材の開発,研修プログラムの評価,成果に関する情報の共有を目指した。 教材の開発については,現場教員の関心の高かった新指導要領を意識したものや,地域に根ざした素材を活用して取り組んだ。例えば生物分野では眼球モデルの開発や拡大装置の自作などである。また,単元間や科目間,教科間を横断的に扱える内容も考慮した。これらは探究活動をコアとした授業構成の基盤にもなった。現職教員と対象とした研修プログラムも改善・実施した。 これまで研修に参加した教員に対して,独自の教材開発を促しつつ,開発された教材に関連した授業実践の観察・ 評価を行った。その結果,授業での明確なイメージを持って教材開発に取り組んだ場合は,より効果的な授業を構成できるだけでなく,内容に関する理解も深まることが確認された。また,一定の成果を上げられたという経験により,本人の教材研究に対するモチベーションが持続されていることも確認できた。 蓄積された研修プログラムは,教材そのものよりも教材研究のアプローチなどのプロセスを重視したものとした。本研究の成果による個々の教材研究については,各種学術雑誌や学会等で公表した。開発された研修教材の学校現場への情報提供については,印刷媒体よりも電子媒体の方が利便性が高いという現場教員からの意見により,Eメール等で提供を行うこととした。当初予定していたWEBページによる公開については,担当者へ連絡可能なリンクを設定することで対応することとした。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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