研究概要 |
無置換のポリチオフェンを活性層に用いることにより,低コストな有機薄膜太陽電池を作製した.透明電極上にポリチオフェンを電解析出させ,その上にフラーレン誘導体をスピンコートした二層型デバイスは,疑似太陽光照射下で最大 1.5%のエネルギー変換効率を示した.この型の太陽電池の作製を「プロジェクト」として,大学生を対象にProject-based learning(課題解決型授業)を実施した.室温で液体の Ga-In 合金を陰極に用いることにより, 0.2~0.4%のエネルギー変換効率をもつ太陽電池を教室内で組み立てることが可能となった。
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