研究課題/領域番号 |
22500873
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研究機関 | 岐阜工業高等専門学校 |
研究代表者 |
森 貴彦 岐阜工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (20332025)
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研究分担者 |
臼井 敏男 岐阜工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (20232829)
小林 義光 岐阜工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (40509270)
北川 輝彦 岐阜工業高等専門学校, その他部局等, 講師 (80509274)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 科学教育 / 科学リテラシー / 実験・観察 / 科学教育カリキュラム / 電子機能ブロック / メカトロニクス / PBL / 学習教材 |
研究概要 |
本研究では,メカトロニクスの実践的エンジニア育成のために,学生が自ら問題を考え,課題を設定し,問題解決能力を取得することを可能とするPBL教材開発と自己増殖・進化型教材作成及び運用システムのプラットフォーム設計と,その有効性を実証することを目的としている.特に当該年度では,スパイラル型フィードバックシステムとしてPBL教材としての授業等への導入及び評価を行うことである.具体的な研究実施計画では,高学年の学生が,これまでの学習体験から,学生自ら問題・課題を設定し,次年度教材として新規の電子機能ブロックを企画・作成する.ここで得られた成果(作成した電子機能ブロック等)を,低学年の学生にフィードバックし,学習の見直しを図ることで,自己増殖及び進化型の学習教材環境を構築することである. 当該年度の研究成果は,研究実施計画とスパイラル型フィードバックシステムに基づいて,これまでに製作した電子機能ブロックが持つ幾つかの課題を解決するために改良した電子機能ブロックを,低学年の学生に協力してもらい評価を実施するとともに学習の見直しを図ることができた.低学年の学生による評価結果は,電子機能ブロックの有用性と更なる改良点の指摘であった.有用性では,メカトロニクスの実践的エンジニア育成の動機でもある「ものづくりへの興味」を引き出すことができ,また,表示がわかりやすいためすぐに理解させることが達成された.改良点では,まだ電子機能ブロックの種類が少なく仕様書や説明書がないことから学習教材として不十分であることが指摘された.また,接続端子が取り外しにくいなど構造的な対策の必要性も指摘された. このようには,学生主導による電子機能ブロックの企画・作成(教材の自己増殖)および問題・課題設定(教材の進化)の実施と低学年へのフィードバックによる見直しを実施し,当該年度の目的と計画を概ね達成することができた.
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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